「京都の料亭」と聞くと、よく言われる
『一見(いちげん)さんおことわり』(誰かの紹介がないと入れない)
みたいな敷居の高さを想像してしまいますよね。
その昔京都で学生時代を過ごし、今も気軽に遊びに行ける距離で暮らしている私ですが。
いわゆる高級料亭といわれるお店に入った経験、残念ながら全くありません。
うーん人生で一度くらいは行ってみたいもんです。
ところが、通販おせちなら。
なかなか行くチャンスのない「京都の料亭」の味、自宅で楽しめちゃいますよ。
例年ネット上で繰り広げられるおせち商戦でも、
「京都の料亭が監修している」
というふれ込みのおせちは根強い人気で、その数も年々増加中。
今回はその中でも、私のようなごく普通~の主婦でも注文できそうな
「2万円以下で買える京都の料亭おせち」
にスポットを当ててみました。
京都の料亭おせち5選で古都めぐり
「修学旅行や観光で京都を訪れたことのある人~!」と聞かれたら。
「ハーイ!」と、かなりの人が手を挙げるんじゃないでしょうか。
それぐらい日本国内においては、最大の観光地といってもいいですよね。
京都市内には、至るところに国宝や重要文化財なんかがあるので。
大げさじゃなく、犬も歩けば国宝に当たりそうな古都・京都。
その街中をぶらり旅するような気分で「2万円以下で買える料亭おせち」をご紹介~。
東山の料亭・道楽のおせち
冷蔵/三段重/46品目/約3~4人前/税込18,800円<早割価格>11月25日までなら15,300円
料亭「道楽」の創業は、なんと江戸時代。
380年以上も前から本物の京料理を守り続けてきた、歴史ある老舗料亭です。
ここだけの話、道楽の公式サイトで店舗販売のおせちをチェックしてみたら。
三段重が12万円超え、五段重は25万円超えという、ビックリするようなお値段でした。
そんな有名高級料亭が監修しているおせち、2万円以下でいただいちゃいましょう。
道楽店主おすすめの品はこちら。
◆ブランドぶりの「ブリ王」をこねて、照り焼きつくね状にした「鰤王捏ね照焼」
◆陸奥湾でとれたホタテ貝を使って、うま味たっぷりに炊き上げた「帆立貝旨煮」
どれも産地にこだわった魚介を、さらに道楽こだわりの味付けで仕上げた絶品ぞろい。
子ども向けには、「豚の角煮」や「合鴨のくん製」などの肉料理もしっかり入ってますよ。
もちろん高野豆腐や生麩に湯葉など、京都ならではの食材も楽しめます。
そんな生粋の京都人たちが認める老舗料亭のご近所にも、いきなりありました国宝が。
柱と柱の間を一間(いっけん)として、それが33あるから通称三十三間堂って知ってました?
瓦ぶきのお堂の長さは、南北にビヨ~ンと120メートル!!一見の価値ありです。
円山の料亭・東観荘のおせち
冷蔵/三段重/52品目/約3~4人前/税込21,000円<早割価格>11月25日までなら17,300円
お花見で有名な円山公園にある、創業150余年のこれまた老舗「東観荘」。
その東観荘が監修する「松寿千」は、素材のうま味を大切にした正統派の京料理おせちです。
豪華な黄金重に詰め込まれていて、年明けに食卓を飾るには縁起がいいかも。
東観荘店主おすすめの品はこちら。
◆国産の天然本アンコウのうま味と食感がたまらない「鮟鱇の塩辛」
◆じっくり焼き上げた合鴨肉をユズこしょうで引き立たせた「合鴨柚子胡椒焼き」
さすが京都の老舗料亭、見るからに手の込んだお料理で見た目も彩りあざやか。
お酒のお供にピッタリな、ちょっと大人向けおせちのイメージでしょうか。
といっても「豚肉西京焼き」や「鶏のチーズ焼き」と、子どもが喜びそうなお料理もありますよー。
そんな東観荘の近くにあるのは、京都の夏の風物詩「祇園祭」で有名なこの神社。
この建物、ニュース映像なんかで目にするコトも多いでしょう。
京都では「祇園さん」という呼び名で親しまれています。
道をはさんだ斜め向かいには「よしもと祇園花月」劇場があったりして、周辺は結構カジュアルなスポット。
うちの家族、何度も吉本新喜劇を見に行ってます♪
岡崎の料亭・味ま野のおせち
冷蔵/三段重/48品目/約3~4人前/税込22,500円<早割価格>11月25日までなら18,800円
銀閣寺や南禅寺などの名所に囲まれた、これまた創業120余年の料亭「味ま野」。
もう100年とか聞いても普通になってくるのが、古都・京都のすごい所ですよね。
仕出し屋から始まった「味ま野」自慢のお出汁、なんと創業当初からの伝統を守っているとか。
味ま野店主おすすめの品はこちら。
◆甘辛に炊いたゴボウと穴子を彩り豊かな巻き物に仕上げた「ごぼう穴子月冠」
◆ブルーベリーを餅粉に練り込んだ、色鮮やかな甘味「笹巻きブルーベリー」
定番の伊達巻きや黒豆など縁起物もキッチリ入れつつ、さすが手が込んでる!というお料理がたっぷり。
「りんごパイ焼き」など甘味も充実しているので、女性や子どもも楽しめそうですね。
味ま野の近くは名所だらけですが、京都の街中でひときわ目立つのはこれでしょう。
平安遷都1100年を記念して、1895年に創建されたと初めて知ってビックリ。
明治以降の建造物だったんですねー。
平安京を模した朱塗りの社殿がとにかく美しい。
広大な庭園の中にいると、四季折々の風景に包まれて疲れた心も癒されます。
下鴨の料亭・下鴨茶寮のおせち
冷凍/二段重/29品目/約2~3人前/税込19,440円
創業から160年近く続く京料理茶懐石の「下鴨茶寮」が手がけた、新境地のおせち。
「日本酒バルのまえ」ってナニ?! って感じですよね。
実は下鴨茶寮が、なんと東京・銀座に進出・出店した店の名前なんです。
伝統ある料亭の技を生かしつつ、日本酒によく合う新しいカタチを目指しているとか。
一見オーソドックスな京おせちに見えながら、存在感をアピールしているのが「ローストビーフ」。
結構ボリュームもありそうなので、取り合いにならずに済むかも。
「求肥巻」は、甘酢でしめた白身魚を求肥昆布で巻いた、京都のおせちでは定番の一品。
じっくりとうま味しょうゆに漬け込んだ「いくら醤油漬」は、プチプチで濃厚なイクラを味わえますよ。
そんな下鴨茶寮の近くにあるのが、出ました国宝、さらに世界文化遺産でもあるこちら。
京都で最古とも言われる神社で、近年はパワースポットとしても人気とか。
実は「みたらし団子」発祥の地。
市販品は団子4個が多いですが、ここ下鴨神社では5個が伝統的なスタイル。
5個の団子は人間の身体の五体を表している、という説もありますよー。
2万円以下で買える「下鴨茶寮」日本酒バルのまえ・和風おせちはこちら。
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京菜味のむらのおせち
冷凍/三段重/32品目/約2~3人前/税込12,420円
料亭というよりも「京のおばんざい」屋さんとして名高い、京菜味のむらのおせち。
素材にこだわり手間も惜しまない伝統的な京おせちは、リピーターが多いことでも有名です。
のむらのスタッフが特におすすめするのはこちら。
◆にしんの甘露煮を湯葉で包み込んで笹巻きにした逸品「湯葉にしん笹奉書」
とにかく気になったのは、甘味が充実していて美味しそうなこと。
梅の花に見立てたピンクと白の「梅餅」や「笹団子」、紅梅に見立てた「梅羊羹松葉串」。
甘いものに目のない私にはたまりません。
京の中心を南北につらぬく烏丸通りに本店を構える、京菜味のむら。
もう1店ある錦店は、「京の台所」とも呼ばれるこちらがご近所です。
400年の歴史を誇る、京都の中心にある商店街。
魚や京野菜から漬物・佃煮・おばんざいまで、色んなお店がひしめき合ってます。
よくテレビの食べ歩きロケなんかやってますね。
生麩の田楽や鱧(はも)の天ぷらなど、料亭で出てくるような逸品が気軽に食べられて超お得。
2万円以下で買える「京菜味のむら」監修おせち・華はこちら。
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さて。
ここまで普通の主婦でも手が届きそうな「2万円以下」のおせちを見てきましたが。
せっかくなので、京都の料亭おせち「豪華版」もチラっとだけどうぞ♪
ちょっと見るだけ豪華おせち
三段重/67品目/約6~7人前/税込70,000円<早割価格>11月25日までなら51,000円
創業ウン百年なんていう、歴史ある老舗料亭がわんさかある古都・京都。
ところがこの祇園にある料亭「華舞」、なんと2017年に開業したというから驚きです。
高級特大重「宝の舞」は高級食材ぎっしり、圧倒的に豪華で彩りも鮮やかな、まさに宝箱のような料亭おせち。
こんなの一般家庭では無理でしょ~と思いますが、大人数ファミリーならお正月の勢いで買っちゃうのかな。
ダンナのへそくりを発見した時には、注文してもいいかもですね♪
まとめ
近年のおせち商戦でも大注目の「京都の料亭おせち」。
普通~の主婦でも手が届く「2万円以下」でも、いろいろ選べそうなのがありがたいですね。
ここで紹介した5種類のおせち、それぞれ魅力的でどれも捨てがたいですが。
私は岡崎の料亭・味ま野のおせち「花柳」にやられちゃいました。
盛り付けの美しさで目でも楽しめて、そのうえ甘味が充実してるのがうれしい。
今は2万円以下のおせちで料亭気分を味わっておいて、そのうち実際に京都の料亭へ食べに行けたら最高ですよねー。
ついでに京都の国宝めぐりなんかもしたりして。
実現するためにも、やっぱりダンナのへそくり探そうかな♪