お正月に食べるおせち。
なんだか普段とは違ってワクワクしますね。
でも、作る方はとってもドキドキしませんか?
入れ物はどうしようとか、決まりごとはあるのか、何を用意すればいいのかとか疑問だらけになりますよね。
従来のお重で盛り付けたおせちも良いのですが、最近はワンプレートでおせちを盛り付ける方
法の人気が高まってきています。
特に注目が集まっているのが半月盆に盛り付ける方法です。
なぜかというと、見栄えがとてもおしゃれで盛り付けが簡単なんです。
実は私も、今度のお正月からは半月盆での盛り付けにチャレンジしたいと思っているんです。
でも実際にはどうやったら良いのか、毎日忙しくて調べるのを忘れているうちにお正月が近づいてきています。
焦る気持ちだけでは前に進みませんよね。
重い腰を上げて盛り付け方法を調べてみたのでご紹介しますね。
半月盆を使うメリット
半月盆ってこういう物です。
半月盆の良さをまずはご紹介します。
かさばらない大きさ
平面の板状なので、お重よりかさばりません。
立てておけばちょっとの隙間でも保管できます。
使用後も角の多いお重よりも洗うのが簡単です。
手ごろな価格で購入できる
安いものだと100均にあります。
もし立派なお重を購入した場合、沢山使わないと勿体ないと思いますよね。
最初は張り切って作ってみたけれど、次第に面倒に思えてくる私のような人もいます。
そんなことになっても半月盆なら大丈夫。
この後ご紹介しますが、おせち以外での使い方もあるので心配ご無用です。
漆塗りの本格的なものは通販でも購入できます。
引用元:https://item.rakuten.co.jp/tatsu-craft/hng0003/
色が黒や赤、その両方のリバーシブルのものなどバリエーションもありますので、お好みで選んで下さいね。
おせちを一人ずつ配れる
家族みんなでお重を囲んだ場合。
子供同士が食べたいおかずを取り合ったり、年下の子がのんびり食べている間におかずが無くなっていく…なんてことも。
私の父は甘いものに目がない人だったので、自分の煮豆やだて巻きを確保するのに私は必死でした。
でも半月盆に一人分ずつ乗せて出せば、そういった問題も無くなりますよね。
別の用途で年中使える
私はお盆が使えるのは和食だけと思っていました。
和風だから洋食にはなんとなく合わないような気がしていたんです。
でも、洋食器と合わせて使うこともできるんです。
画像は和食器ですが、こういった使い方もできます。
アンダープレートやランチョンマットとして食器の下に敷けば、食卓が華やかに。
スプーンやお箸も、半月盆に一緒に乗せれば箸置きいらずです。
黒と赤色のリバーシブルの半月盆ならば、料理の色合いや食べる人の好みで使い分けることもできます。
半月盆には沢山のメリットがありますね。
挑戦する価値がありそうです。
じゃあ実際の盛り付けはどうやったら良いのでしょうか。
盛り付けの決まり事やコツ
盛り付けの決まり事
古くから日本では縁起が良いのは「奇数」と言われています。
偶数だと2で割り切れる、つまり2つに分かれるというのが縁起が悪いとされています。
これにならっておせちも奇数の数で盛り付けるのが基本です。
お重を使う場合もプレートに盛り付ける場合も共通です。
例えばだし巻きを3つ、昆布巻きを5つ、など。
また、
・田作り ・黒豆 ・数の子
の三品は祝い肴と呼ばれており、おせちには欠かせないものとされています。
忘れずに入れるようにしましょう。
盛り付け方とコツ
こちらの画像は盛り付け方の一例です。
コツは
- 盛り付けすぎないこと。
- 同じ色の食べ物が隣り合わないように気を付ける。
- 食材の切り方をアレンジしてみる。
- 最後にお正月らしい飾りや葉物を添えると更に豪華に。
- 黒い半月盆を使用すると高級感が出て、赤い半月盆だとお正月らしい伝統感が増します。
ご紹介する食材の切り方は、まずかまぼこから。
なぜなら平日のお弁当にも使えそうだからです。
飾りは折り鶴など、自分で作れるものだと手軽ですね。
植物は南天や千両、小笹、松葉などがあると本格的になります。
更にもう少しレベルの高いおせちを作ってみたいという方は、黄色いゆずを用意します。
このゆずを器として使います。中身をくり抜いて、酢の物やいくらを入れます。
中身は捨てずに果汁や和え物の材料として使えます。
飾り付けをするとぐんとお正月らしくなって気分が上がりますよね。
写真映えもするので是非挑戦してみて下さい。
盛り付けは、決まり事を知ったうえである程度自由にできそうです。
どれが正解ということはないので、自分なりにアレンジして盛り付けできるのが楽しみですね。
よくある疑問
調べていくうちに、「作りながらわからなくて困った」という声がありました。
私も疑問に思ったものがあったので、まとめてみました。
もしもの時に知っておくと安心ですよね。
細かいものや汁気のある食材の置き方
煮豆などの汁気があるもの、数の子などばらけて細かくなるものは小皿に入れてから乗せましょう。
小鉢が加わって立体感が出ると、よりおしゃれに見えますよ。
一旦盛り付けてみたものの、やっぱり位置を変えようという時も動かしやすいです。
いつから作り始めるのか
大晦日は何かと忙しいもの。
大掃除に年越しそばの準備に買い出しにと予定がいっぱいになります。
ここにおせち準備が1から加わると大変すぎて心が折れますので、日持ちのする食材は数日前に作り置きしておきましょう。
また、作り置きをした保存容器が冷蔵庫に入るように、冷蔵庫の空きスペースも確保しておくこと。
年末年始の家族分の食事の材料を買い込んでおくと、冷蔵庫がパンパンになっているので注意です。
ちょっと値が張りますが、作るのに手間がかかるものは既製品を利用するのも良いですね。
箸や飲み物、お椀などの置き場所
半月盆におせち料理を盛った場合、箸や飲み物のグラス、お雑煮のお椀などは半月盆の外側(周り)に置きます。
他にも疑問点が出てきて当日に困らないように、事前に流れをイメージしておく方が良いと思います。
半月盆のほかに用意するもの
半月盆を使ったおせち料理の準備はこれで万端です。
あとは他に用意しておくものはあるでしょうか。
確認しておきましょう。
縁起物のお屠蘇
(「お屠蘇」は「おとそ」と読みます)
お屠蘇はお酒なので、家庭によっては用意しない家もあります。
私の家も、両親がお酒に弱かったので省略させて頂いていました。
祝い事に使う祝箸
(「祝箸」は「いわいばし」と読みます)
祝箸とは箸の両端が細くなっている形のものです。
もしもご家庭にある箸を使う場合は、箸袋に入れるだけでも華やかですね。
手先が不器用な私でも作れそうな、箸袋の作り方があったのでご紹介しておきます。
ここまでわかればもう怖くない。
あとはやる気と実行力あるのみです。
まとめ
サマになって且つ簡単な、半月盆へのおせちの盛り付け方をご紹介しました。
ポイントはおせちの盛り付けの決まり事を守りながら、ご紹介したコツを取り入れて見栄え良く配置すること、飾りを上手に使うことです。
半月盆初心者の私も、お重のおせちと一体どこが違うのかモヤモヤしていたのが一気にスッキリしました。
同様に初めて挑戦する人も多いと思うのですが、いざ作ってみると当日になって疑問点が出て困ることもあるかもしれません。
イメージトレーニングしておくか一度作ってみておくと安心です。
半月盆やご紹介した品物はお正月が近付くと売り切れてしまったり、お店が年末で開いていなかったなんてこともありますので、早めに用意した方が良いですね。
特に100均はイベント直前になるとアイテムが売り切れ続出になりがち。
私はバレンタインのチョコ用BOXやクリスマスツリーの飾り付けグッズなど、売り切れていて近所の100均を何件も探し回った経験があります。
ただでさえ忙しい年末に余計な苦労はしたくないですよね。
本当にお気をつけ下さい。
自由度が高い半月盆でのおせち作り、楽しみながらできそうだと思いました。
師走で焦りがちな気持ちであっても楽しく正月準備ができるよう、一緒に頑張りましょう。