私はお酒の中でもワインが1番好き。
でも正直なところ「オシャレで美味しいから飲んでる」ってだけで、赤と白の見た目の違いくらいしか分からない。
普段飲んでいるワインもスーパーの安いもの。
そんな私がつい先日ワインバルに行ったのですが、種類の多さにビックリしました。
メニューに書いてある産地やブドウの品種を見ても、どんな味なのかサッパリ見当もつかない。
適当に頼んでみたら苦みが強くて口に合わず、料理との相性もイマイチで残念な気分に。
せっかくこんなに種類があるのに楽しめないなんて損だ!
と思い早速調べてみると、難しい言葉だらけ余計に謎は深まるばかり。
ワインの違いが分かればワインバルも、おしゃれなレストランのディナーも怖くない。
今回は私のようなワイン初心者でも分かるように、それぞれのワインの違いとワイン別に楽しめる料理をご紹介します。
赤ワインと白ワインの違いはコレだ!
赤ワインと白ワインの大きな違いは使用するブドウの品種と製造方法です。
なんなとなくブドウの種類が違うことは分かっていましたが、製造方法も違うなんて知らなかった。
ブドウの品種や製造方法が違うと、どうワインに影響にしていくのか見ていきましょう。
ブドウの品種
赤ワインは皮が黒い黒ブドウから作られ、白ワインは皮が緑色または黄色の白ブドウから作られています。
ただし、白ワインの中には黒ブドウを使った物もあります。
その理由については製造方法で詳しくご紹介しますね。
たくさんブドウの品種はありますが、その中でもよく使われるブドウの品種とその特徴と相性が良い料理をご紹介します。
赤ワインの代表的なブドウの品種
カベルネ・ソーヴィニヨン
思わず声に出して読んでみたくなる名前の品種ですね。
世界中どこでも栽培ができる品種なので赤ワインの中でも有名な品種です。
- 香り…「カシス」や「ブルーベリー」のようなベリー系に似ています。
- 味…タンニンと言う成分をよく含んでいるので、強い渋味を感じるのが特徴です。
- 相性が良い料理…「ローストビーフ」「ステーキ」など、しっかりと噛む赤身肉が合います。
メルロー
早熟で糖が上がりやすいため、果実味たっぷりでまろやかな味で飲みやすい品種です。
口当たりが良いので赤ワイン初心者にオススメです。
- 香り…「プラム」や「ブラックチェリー」に似ています。
- 味…まろやかな味わいで、渋い赤ワインを飲み慣れない方でも飲みやすい。
- 相性が良い料理…「ミートボール」「ハンバーグ」など肉汁があふれそうな、ふっくらとした質感の料理が合います。
ピノ・ノワール
渋みが少なく飲みやすい品種です。
バラの花などを連想させる華やかな風味から、お花畑と言われる事もあるんですって。
なんてロマンティック!
- 香り…「いちご」「チェリー」「バラ」に似ています。
- 味…比較的タンニンが少ないため渋みが少なく、すっきりとした酸味が特徴です。
- 相性が良い料理…「鴨肉」「鶏肉」など、鳥系の繊細な肉質のお肉が合います。
白ワインの代表的なブドウの品種
シャルドネ
育った土地の環境で味や香りが変わる、少し変わった品種です。
同じ品種でも産地の違いを楽しむ事ができるので楽しさが広がります。
- 香り…温かい地域では「トロピカルフルーツ」「ナッツ」「バター」に似た香り、涼しい産地では「レモン」や「ライム」と言ったサッパリとした香りです。
- 味…温かい産地ではコクが生まれ果実味を感じられ、涼しい産地ではシャープでスッキリとした味わいになります。
- 相性が良い料理…「魚介類」「豚肉」「鶏肉」に合います。樽熟成したものはクリームやバターを使ったお料理とも相性が良いです。
ソーヴィニヨン・ブラン
他の品種に比べアロマのような爽やかな香りや味が楽しめます。
ハーブのような爽やかな香りがするので気分をリフレッシュしたい時にオススメです。
- 香り…「柑橘系」に「ハーブ」をミックスしたのような香りに似ています。
- 味…柑橘系の爽やかな酸味が感じられる味わい。
- 相性が良い料理…「白身魚」「緑の野菜」と合います。さらにハーブやレモンを使うと、より相性が良くなります。
製造方法
赤ワインと白ワインの違いは製法にもあります。
赤ワインは、ブドウの果肉と果汁だけでなくブドウの皮と種も一緒に発酵させます。
発酵温度が25℃~30℃とやや高めで、発酵期間は1週間から10日前後です。
つまりブドウを丸ごと発酵させるのが赤ワインですね。
白ワインは、ブドウの皮と種を除いて果肉を絞り取った果汁だけを発酵させます。
発酵温度が15~20℃程度と低温で、発酵期間は1週間から10日前後です。
白ワインはほとんどの場合白ブドウで作りますが、果肉だけを使う製法なので黒ブドウを使う白ワインもあります。
白ワインは皮や種を取り除いた果肉だけを発酵させたもの。
ワインは赤と白だけじゃない
ワインと言えば赤と白が王道ですが、それ以外にも種類があります。
結婚式や女子会でも出番があるワインなので是非この機会に覚えておきましょう。
パーティの常連「スパークリングワイン」
その名の通り炭酸を含んだワインのことをスパークリングワインと言います。
シャンパンもスパークリングワインの一種なので結婚式やパーティーで飲んだことがあったりと馴染みがあるのではないでしょうか。
多くは白ワインのスパークリングワインが流通していますが、赤ワインのスパークリングワインもあります。
産地や原料で呼び方が違うのもスパークリングワインの特徴です。
私はまだ、赤ワインのスパークリングワインを飲んだことがないので挑戦してみようかな。
ピンク色がキュート「ロゼワイン」
ピンク色のワインをロゼワインと言います。
見た目がピンク色で可愛らしいので女性に人気のワインです。
ピンク色と一口に言ってもサーモンピンクのような薄いピンクから、赤に近い濃いピンク色があり色の違いも楽しめるワインです。
全部同じピンク色だと思ってた
製法は、白ワインと同様のケースや、赤ワインの製造過程で造られるケースが多いです。
国によっては赤ワインと白ワインを混ぜる製法もあります。
まとめ
てっきり白ワインも、赤ワインと同じでブドウを丸ごと発酵していると思いきや、丁寧に果肉だけを取り出し発酵しているなんてビックリ。
ブドウによっては香りにも違いがあって、料理ごとにワインを合わせることが出来たら周りと差をつけれそうだなぁ。
ロゼワインは全て同じピンク色ではなく薄いピンクから濃いピンクまで色のバリエーションがあって、女子会やパーティーで色の違いを楽しむのもいいな。
「黒ブドウと白ブドウで作ってるだけでしょ。」
と知ったかぶっていたあの日の自分にサヨナラ。
これでワインバルもオシャレなレストランも怖くないぞ!