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カニの解禁日は地域によって違う?下調べをして旬の味覚を楽しもう

かに

冬の海の幸と言えば、カニですよね!

そして秋も深くなっていくと聞かれるカニ漁の「解禁日」という言葉。

ではカニ漁の解禁日はいったいいつなのでしょうか?

日本でよく食べられるカニの種類はタラバガニ、毛ガニ、ズワイガニ、ベニズワイガニなど豊富にあります。

でもその中で「解禁日」が決められているのは、ズワイガニとベニズワイガニだけなんです。

そして獲れる地域によって解禁日も違います。

旬の味覚を味わいたいなら下調べは重要。

どこよりも早く解禁となる、おススメのカニもご紹介しますね。

解禁日が決められているカニの種類

冬が近づくと、よく聞くようになる「カニの解禁日」。

国が捕獲量を規制するため、漁が出来る期間を決めているのがズワイガニとベニズワイガニの漁。

有名な「松葉ガニ」や「越前ガニ」もズワイガニ。

解禁日がいつなのか、気になっている人も多いはず。

ズワイガニの他にタラバガニ、毛ガニなどもありますが、この2つに解禁日というのは特にありません。

地域によって違うズワイガニの解禁日

ズワイガニと言えば、カニ足もカニミソも楽しめる良いとこどりのカニ!

そんなズワイガニは、漁をしても良い期間が農林水産省の法令で決まっています。

さらに驚くことにズワイガニ漁の解禁日は、1つではありません。

「カニの解禁日」で調べてみると、解禁日は「11月6日」と出てきます。

これはよく食べられるカニが近畿・中国地方で獲られるカニだから。

でも漁を行う海の場所によって解禁日は違ってくるんです。

引用元:http://www.pref.kyoto.jp/kaiyo2/76-zuwai-tac-4.html

海域ごとに漁の解禁日をまとめてみました。

獲れる場所 漁の解禁日(法令) ズワイガニの呼び名
海域A
石川
福井
京都
兵庫
鳥取
オス 11/6 ~翌年3/20 「加能ガニ」「越前ガニ」

「間人(たいざ)ガニ」

「津居山(ついやま)ガニ」

「柴山ガニ」「松葉ガニ」

メス 11/6 ~12/31

 

「香箱ガニ」「セコガニ」

「コッペガニ」「親ガニ」

海域B
秋田
山形
新潟
オス 10/1 (~翌年5/31) 「ズワイガニ」「芳(よし)ガニ」
メス 10/1 (~翌年5/31) 「メガニ」
海域C
北海道
オス 11/1 (~翌年4/30) 「北海松葉ガニ」「ズワイ」
メス 禁漁
海域D
北海道
オス  10/16 (~翌年6/15)
メス 禁漁
海域E
宮城
福島
オス 12/10 (~翌年3/31) 「ズワイガニ」
メス 12/10 (~翌年3/31)

ズワイガニの中でもトップブランドの越前ガニ。

漁の解禁日は11月6日です。

国内のズワイガニ2大産地といわれる兵庫と鳥取も同じ日。

11月6日が解禁日として一般的に知られている理由が分かりますね。

でも山形県で水揚げされる芳ガニは1ヶ月も早い10月1日。

越前ガニや松葉ガニほどの知名度はありませんが、同じズワイガニです。

お値段も高級ブランドのカニよりリーズナブルだし、一足早く旬の味覚を味わいたいならおススメです。

自分が食べたいカニはどこで獲れるのかをしっかり確認して解禁日を調べた方が良さそうですね。

ただ、ズワイガニは、獲ったカニの数に上限が決まっているので、前半にズワイガニがたくさん獲れてしまうと、店に並ぶ数がどんどん少なくなる可能性があります。

旅行に行くなら、余裕をもって行った方が良いですね!

メスが禁漁になっている地域もありますが、これはズワイガニの数を減らさないようにするために国が決めている事。

産卵するメスの解禁期間は短くするなどの対策も取られています。

解禁期間に注意!自主規制のある地域

ズワイガニをよく獲る海域Aの地域(石川県、福井県、京都府、兵庫県、鳥取県、島根県)では、法令だけではなく、ズワイガニ漁の自主規制も決めています。

自主規制では、主にメスガニと脱皮したばかりのオスガニの漁の期間を短くしています。

自主規制をしている地域 カニの種類 漁の解禁期間 ズワイガニの呼び名
海域A
石川
福井
京都
兵庫
島根
脱皮したばかりの
オス
1/20~2月末もしくは2/9~3/20 「水ガニ」「若松葉ガニ」
メス 11/6~12/31 「香箱ガニ」「セコガニ」

「コッペガニ」「親ガニ」

脱皮したばかりのオスガニは、「水ガニ」や「若松葉ガニ」と呼ばれています。

漁の解禁日は通常のオスガニより2か月遅くなります。

脱皮直後は、身やミソがまだ詰まりきっていないので、普通のオスガニよりも安い価格で出回ります。

この時期だとズワイガニをリーズナブルに味わう事も出来ます。

京都府と石川県では、この水ガニを獲ることを禁止しているなど、いつ漁を行うかは各府県でまた違いがあるので注意。

 

自由に海を動き回る資源を守るために、各府県が協力し合っているんですね。

ベニズワイガニの解禁日は9月1日

次にズワイガニと同じく、足もミソも楽しめるのに安いベニズワイガニ!

関西では「香住ガニ」(兵庫県)と知られていますが、このベニズワイガニも農林水産省によって漁をしても良い期間が決められています。

ベニズワイガニの漁の解禁日は、毎年9月1日(~翌年6月30日)。

ズワイガニに比べて漁が出来る期間は随分長いです。

獲れる量もズワイガニに比べて多いのでお値段もリーズナブル。

なんとズワイガニの3分の1くらいで楽しめます。

生息域が800~1500mと深いため、養分が豊富な海洋深層水で育ったベニズワイガニは、身が詰まり、甘味が強く、とってもみずみずしい。

ズワイガニ同様、茹でガニ、焼きガニ、カニ刺しや鍋など、さまざまな調理法で味わう事も出来ます。

味も美味しく、お値段もリーズナブルで解禁日も9月1日と早いので、こちらもいち早く旬の味覚を楽しみたい人にはおススメです。

ただ、この期間に獲っても良いのは、オスのベニズワイガニだけ。

メスガニは禁漁です。

ベニズワイガニとズワイガニ、どちらの漁獲量も多いのは、鳥取県の境港市兵庫県の香美町

ココに行くとどちらも楽しめちゃいます。

鳥取県境港市と兵庫県香美町は、2つの漁の解禁が重なる11月~3月では、どちらも楽しめるのでおススメです。

解禁日が決められていないカニ

季節に関係なく獲れるタラバガニ

太くてプリプリのカニ足が魅力のタラバガニ。

日本では北海道で主に漁獲されています。

決められた解禁日はなく、北海道の中で地域は変わりますが、季節に関係なく獲れます。

その北海道でもタラバガニの漁獲量は100~300トンほど。

売られているタラバガニのほとんどは、ロシアやアメリカなど海外からの輸入品。

国内産のタラバガニは、とても高額な商品になるんですよ。

「解禁日」はないですが、メスと小さいオス(胸甲の幅が30cm未満)は基本的に獲ってはいけないと農林水産省の法令で決められています。

地域によって違う毛ガニの旬の時期

次に、カニミソたっぷりの毛ガニの解禁日はどうでしょうか?

毛ガニは東北でも獲られていますが、北海道で圧倒的に漁獲されています。

そして、タラバガニと同じで、毛ガニにも解禁日はなく、北海道内では季節に関係なく獲られています。

でも獲れる場所によって「美味しい時期」というものがあります。

北海道庁によると、地域ごとの旬の時期は下のようになります。

地域ごとの旬の時期

  • 6月~8月:胆振
  • 12月~4月:日高
  • 3月~8月:網走
  • 1月~7月:宗谷
  • 9月~3月:十勝・釧路

地域によって旬の時期があるので、北海道に食べに行くときには事前に確認しておきたいですね。

まとめ

大切な冬の味覚であるカニ。

特にズワイガニ・ベニズワイガニは、北海道だけでなくて鳥取、兵庫、島根など日本海側でも多く獲られています。

放っておくと乱獲されズワイガニもベニズワイガニもすぐに獲り尽くされてしまいます。

大切な資源を守るためにも解禁日を設け、捕獲量を規制しているんですね。

そして解禁日は獲れる地域によって違うので、下調べは大事。

一般的に知られている11月6日より早く解禁する地域もあるのでいち早く食べたい人にはお勧めです。

私は兵庫県の香住ガニが気になっちゃいました。

種類はベニズワイガニですが、9月1日には解禁になりお値段もリーズナブル。

しかも味はズワイガニと変わらないなんて最高です。

9月中旬には香住ガニ祭りもあるようなので、その時期に合わせて旅行計画を立ててみるのも良いかもしれませんね。

タンサック編集部

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このサイトの名前にもなっているタンサックは、「探索」という意味です。
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