あなたはお正月のおせち料理は好きですか、嫌いですか?
「おせち毎年食べますよ」っていう方でも、中には苦手な食材もあるのではないでしょうか。
さまざまなリサーチを見ると、実はおせちの味が苦手という人は多数派のようです。
その苦手なものは紅白なます、数の子、黒豆、伊達巻など、どれもおせちに欠かせないものばかり。
その理由は甘かったり酸っぱかったりする独特の味付けにあるようです。
また、ブリなどの魚料理が臭くて食べられないという声も聞かれました。
私は栗きんとんだけはなんとか食べられますが、正直に言って好きではありません。
お正月のおせちは、どの食材も縁起物だからと我慢して食べるものでした。
おせち料理は歳神様を迎えるために豪華に、そして歳神様を迎えているので煮炊きを控えて慎ましく過ごすために日持ちのする調理法で作られたといいます。
味付けを重視する飽食の時代の私たちには、日持ちを重視した濃い味付けは美味しくないんですね。
ツヤツヤしていて豪華に見えるけれど、渋い食材に独特の味付けは嬉しいお料理とは言い難い。
もしおせちがクリスマスパーティーのようなメニューだったら、とても楽しそうだとは思いませんか?
今回はこれまでは苦手だったおせちを洋風にアレンジする素敵なレシピをご紹介します。
おせちを洋風にしちゃう魔法のレシピ
最近はフレンチ風おせち、イタリアン風おせち、中華風おせちなども販売されています。
「おせちは嫌い、苦手」と言っても本当はお正月に食べておきたいものなんですよね。
縁起物の食材を洋風にアレンジすることができたら、家族全員喜んで食べられそうです。
では早速、私たち好みのお味にアレンジできちゃう簡単洋風レシピをご紹介していきます。
爽やかフレンチ紅白なます
引用元:https://cookpad.com/recipe/4264261
<材料>
- 大根 10センチくらい
- 人参 中1本
- 柚子の皮 少々
- 塩 小さじ1/3
- ホワイトペッパー 少々
- アマニ油(サラダ油でも可)大さじ2
- 米酢 大さじ1
- きび砂糖 小さじ1/2
- 大根と人参を塩もみする塩 適量
<作り方>
- 大根、人参は縦5センチに切って出来るだけ細い千切りにする。
- 柚子皮は白いところを綺麗に取って千切りにする。
- 大根と人参にそれぞれ別のボールで塩をしてしんなりするまでおき、しんなりしたら水分をしぼる。
- 別のボールに塩、砂糖、ホワイトペッパー、アマニ油を入れよく混ぜ、米酢も入れてフレンチドレッシングを作る。
- 大根と人参をドレッシングに入れて和える。
- 千切りした柚子皮も加えさっと混ぜたら出来上がり。
最後に味見をお塩やお酢であなたの好きな味に調節してくださいね。
これはいかにも爽やかな香りが漂ってきそうですね。
スッキリ爽やかな紅白なますの盛り付けには、お好きなハーブの葉をアクセントにしてはいかがでしょうか?
数の子サワークリーム
引用元:https://cookpad.com/recipe/4273050
<材料(2人分)>
- 数の子 4本
- セロリ 1/2本
- サワークリームソース
サワークリーム 大さじ3
はちみつ 大さじ1
レモン汁 大さじ1
こしょう 少々
玉ねぎのみじん切り 大さじ3
<作り方>
- 数の子は2日間水につけて塩を抜き、薄皮を取り除き、手で一口大にちぎる。
- セロリは2㎝長さに切り、繊維に沿って薄切りにする。
- ボウルにサワークリームソースの材料を混ぜ合わせ、1と2を加えてあえる。
えっ、たったこれだけですか?
たった3工程で終わってしまうとは、私でもできそう!
苦手と敬遠されがちな数の子の食感とクリームソース
この数の子サワークリームソース、色が真っ白でとってもきれいですね。
どんな素敵な盛り付け方がいいかしら、といろいろ想像も広がります。
クラッカーに乗せても合いそうですね。
はちみつコーヒー黒豆
引用元:https://cookpad.com/recipe/4148050
<材料(作りやすい分量)>
- 黒豆 100g
- インスタントコーヒー 大さじ1
- 砂糖 大さじ3
- はちみつ 大さじ2
- 塩 小さじ1/4
- 水 700cc
<作り方>
- 鍋にインスタントコーヒー・砂糖・はちみつ・塩・水を入れて、はちみつが溶けるまで混ぜて、水洗いした黒豆を加えて一晩おく。
- 一晩おいたものを、蓋をして、沸騰させないぐらいの弱火で2時間、ことこと煮込んで、豆が柔らかくなったら完成。
あら、こっちはもっと簡単そうです。
はちみつとコーヒーが大人の香りで楽しませてくれそうですね。
おせちで使用される黒豆は縁起物としても勿論ですが、栄養価も抜群。
がん予防、肥満予防、アンチエイジング、美肌効果、更年期障害改善の期待も寄せられる優秀な食材なんです!
これは今すぐにでも試しておやつにしたいと思いました。
ベーコンチーズ入り伊達巻
引用元:https://cookpad.com/recipe/4260361
<材料(1本分)>
- 白はんぺん 80グラム
- 卵 3個(Sなら4こ)
- クリームチーズ 50グラム
- ベーコン 50グラム
- スライスチーズ 好みで
- 調味料
しょうゆ 小さじ1
砂糖 大さじ1
<作り方>
- ベーコンは細かく切って、少し火を通しておく。
クリームチーズは常温かレンジで柔らかくしておく。 - はんぺんと卵、クリームチーズ、調味料を入れてミキサーかざるで越して、ドロドロにする。
- ベーコンをいれて気泡を消す感じでまぜる。
- フライパンに油をひき、火をつけない状態で液を流し入れる。
強火で、20秒ほどの後、弱火で蓋をして10分蒸し焼きにする。 - 表面に火が通ってるように見えても、箸で一応確認。
- チーズを半分のせて乗せた側から巻きす(鬼すだれ)で巻く。
- 巻いて輪ゴムできつくしばってよく冷ます。
- 切って出来上がり。
これはおせちの甘い伊達巻もびっくり、とっても美味しそうですね。
スライスチーズは入れなくても美味しく出来上がるようです。
これはお子さんがとっても喜びそうですから、多めに作っておいてもいいですね。
お弁当にも入れたくなる一品です。
出世魚ブリの香草パン粉焼き
引用元:https://cookpad.com/recipe/3800517
<材料>
- ブリ切り身 2〜4切れ
- チューブ生姜 約5cm
- 酒 大さじ1
- ハーブソルト お好みで
- 粉チーズ お好みで
- パン粉 お好みで
- オリーブオイル たっぷり
- ガラムマサラ お好みで
<作り方>
- ブリは皮をむいて骨を取り一口大に切るって多めの塩(分量外)をして1時間~1晩おく。(出てきた水分は臭みの元なので捨てる。)
- たっぷりの生姜と酒をポリ袋に入れて揉み、耐熱皿に入れる。
- ハーブソルト、ガラムマサラなどお好みの香辛料を降りかける。
- パン粉を降りかけ、その上から粉チーズ、オリーブオイルをたっぷりめにかける。
- 250度に熱したオーブンで約15分焼く。
- 表面がカリッと焼けたら完成、タルタルやレモンをかけてどうぞ。
お魚が苦手な人は、このように食べやすい揚げ物にしましょう。
これなら手軽に出世魚をいただけますね。
オーブンがない場合は魚焼きグリルやトースターで代用できるんですよ。
その際はきちんと庫内をあたためて予熱をしてから使うようにしてくださいね。
詳しくは「オーブンがないときの代用は」をご覧になってください。
URL:https://cookpad.com/cooking_basics/15446
お花のニンジンひと口ポテトサラダ
引用元:https://cookpad.com/recipe/5540419
<材料 (4人分)>
- じゃがいも 3〜4個
- にんじん 1/2本
- キュウリ縦 1/2本
- ハム 2枚
- ゆで卵 1個
- マヨネーズ 大さじ2
- ブラックペッパー 少々
- 岩塩 少々
- ハートと花の型
<作り方>
- ゆで卵を作っておく。
- じゃがいもは洗って皮を剥き4等分にしたら、耐熱容器にいれ、ラップをして700wのレンジで約4分加熱。
- にんじんは皮を剥き5ミリ〜1センチほどの輪切りにし、同じく耐熱容器に入れてレンジで2分加熱。
- ハムは半分に切って1枚は花の型を、残り3枚はハートの型を取り、残りのハムは細かく切っておく。
- キュウリはピーラーで薄く剥く(皮は使いません)。
- キュウリの長さは小さめのもので15cmほどに切る。
- ポリ袋にじゃがいも、ブラックペッパーと岩塩、マヨネーズ、ハム、ゆで卵を入れて潰しながら混ぜる。
- にんじんは柔らかくなったら花型を取る。
- シンプルな大皿に場所を決めてキュウリで輪っかを作り、その中にティースプーンでポテサラを入れ、最後に花型にんじんを乗せる。
- バランスを見ながら、お皿の縁側にハートのハムを乗せていく。
- 最後に中央のポテサラの上にお花のハムを乗せて完成。
ハムも使って華やかでいて可愛らしい、花型のニンジンを飾ったポテトサラダでした。
ひとつひとつを手に取るのが楽しくなるお料理ですね!
写真のように大皿にバランスよく、もスッキリしていて見栄えがいいです。
小さなお花を近くにまとめても、花束のようにより華やかになりそうですよね。
キュウリの緑がまた鮮やかで、洋風おせちに加えるのにピッタリな一品です。
まとめ
おしゃれで華やかな洋風おせちのレシピ、簡単そうで試してみたいものばかりでしたね。
「和食」という枠をはずしただけで、盛り付け方にも想像が膨らみ、楽しみが何倍にも膨らみます。
クリスマスとは違った食材で、おせちパーティーを楽しめそうですね。
実は私はモンゴル人と国際結婚をして、毎年新年のごちそうはモンゴル料理にしています。
大好物のお肉がいっぱいでとても喜ばれ、モンゴル人のお友だちも来てくれてとても賑やかなんですよ!
料理が苦手な私も、この時ばかりはお正月に見られるたくさんの笑顔を想像して、楽しくお料理しています。
世界にはいろんな新年のお料理が、ありいろんな過ごし方があるんですよね。
せっかくの新年のお料理は、食べてくれる人に喜んでもらうことが一番です。
ご家族とアレンジしたいおせちを話し合って、洋風レシピをぜひ参考にしてみてください。
笑顔いっぱいのあなたの幸せおせちを作ってくださいね。