通販おせちメーカーの中でも大人気の博多久松が販売する「おためしおせち」。
博多久松のイチ押しおせち17品が1人前ずつ入っていて、期間・数量限定で500円(税込・送料別)という安さ。
通販おせちを購入するのが初めてだったり、博多久松の冷凍おせちを頼んだことがない人にとっては、お正月用にいきなり値段の高いおせちを購入するのはなかなか勇気が要りますよね。
品質、解凍方法、解凍後の味への不安を解消するために、おためしおせちはとても嬉しい商品です。
でも、500円のおせちでちゃんとチェックできるものなのでしょうか。
通販でおせちを注文するのも、冷凍おせちを食べるのも初めての私が、博多久松のおためしおせちを実際に注文、試食して口コミレポートします。
博多久松のおためしおせちを注文
まずは、ネットで博多久松公式サイトのおせち特集のページへ行き、おためしおせちを注文。
おためしおせちの値段は500円(税込)ですが別途送料がかかって、私が住む地域なら950円。
「送料の方が高くついてる」と思うかもしれませんが、大きい買い物をする前に不安材料を自分の目と舌でチェックできるわけですから価値はありますよ。
土日祝を除いて2〜3日以内に発送してくれますが、私が注文したのは金曜日だったので博多久松からは「週末を挟んで4日後に発送、翌日にお届け予定」というお知らせが来ました。
おいしいと評判の博多久松のおせちが手軽に食べられるなんて、待ち遠しい〜。
博多久松公式サイトの他にも、楽天、Amazon、Yahooショッピングから注文することができます。
おためしおせちはどんな状態で届く?
予定どおりのきっちり5日後、博多久松のおためしおせちがクール宅急便の冷凍で到着しました。
500mlのペットボトル2本が並んで入るぐらいの大きさで、小さめサイズの段ボールです。
箱の上には、博多久松から配送業者宛てに「丁寧な取り扱い」をお願いするメッセージが記載されていたり、天地無用のシールが貼られているなど配送への気遣いがしっかりされていて安心しました。
箱はどこもつぶれることなく、安全に配送されましたよ。
私も慎重に箱を開けてみると、まずはカタログがお目見え。
カタログを取ると、おためしおせちが登場しました。
黒地に金の文字というのが高級感あってかっこいい。
おためしおせちとカタログの他には、おためしおせちのお品書きと解凍方法が裏表に記載してある説明書きが一枚入っていました。
お品書きを見ると料理名がずらりと書いてあるわけですが、このおためしおせちは博多久松の人気定番おせちが17品も味わえるという太っ腹な企画。
- 祝い海老
- 子持ちいか
- 海老入り焼き蒲鉾
- 海の香蒲鉾
- あい鴨パストラミ
- ホエー豚角煮
- 牛たんパストラミ
- 鶏つくね照焼
- 手まりゆば
- 伊達巻
- 椎茸旨煮
- 寿高野豆腐
- 黒糖胡麻胡桃
- 栗入り金団
- やわらかな干しとまと
- 黒豆蜜煮
- 白花豆蜜煮
こんなにたくさんの種類を試食できるなんてワクワクします〜。
箱の中からは強度しっかりめの重箱(13.8cm×13.8cm)が出てきました。
紙製ということですが、そうは見えない高級感で本物の重箱のようです。
「本当にこの中に17品も?」と思いながらフタを開けてみました。
ぎっしり詰まって盛り付けされていて、彩りも鮮やか。
写真のおせちはきちんと並んでいますが、実は最初にフタを開けた時は黒豆が3粒ほど他のエリアに転がっていました。
丸い黒豆は転がりやすいので、しょうがないかな。
すぐにでも食べたいところですが、冷凍の状態で届いているのでまずは解凍しなければいけません。
解凍方法の解説どおりに冷蔵庫で12時間かけて解凍します。
解凍後の賞味期限は冷蔵保存で1日間なので、夜寝る前に冷凍庫から冷蔵庫に移し、翌日のお昼にいただくことにしました。
おためしおせち、実際の味は?
翌日、冷蔵庫から取り出したおためしおせちです。
解凍するとドリップが出てベチャッとしないか心配でしたが、全く水っぽくなっていません。
おせちたちは解凍前のシャンとした状態を保ってくれています。
一足早くお正月を迎えたようでワクワクしますね。
早速、順番にいただきましょう。
①祝い海老
海老の赤い色がおせち全体を華やかにしてくれています。
味付けは塩と甘味料のみというシンプルさで勝負。
実は私、海老の臭みが苦手なので、「どうかな〜」と警戒しながらいただきました。
うん、臭みは全く感じず、口の中に海老の旨味が広がりました。
解凍後の水っぽさもなく、かといってパサパサもしていません。
これならもう一匹食べられるぐらいおいしいです。
②子持ちいか
食べやすい一口サイズのイカの中にニシンの卵が詰め込まれています。
すごく細かい作業で、手間がかかってますよね。
柔らかな歯ごたえのイカと、プチプチの魚卵の食感が楽しい一品です。
ほんのりと甘い醤油の味付けがよく染みていましたが、濃すぎることはありませんでした。
③海老入り焼蒲鉾
やさしいピンク色の蒲鉾を半分に切ってみると、中にチーズが入っていました。
クセのないチーズのおかげで、やさしい風味の蒲鉾をおいしくいただくことができました。
ただ、蒲鉾に海老の味はあまり感じられませんでした。
④海の香蒲鉾
見た目は本当にカニの身のようです。
口に入れた時のフワッとほぐれる感じも本物のカニっぽさが出ていて驚きです。
カニのエキス入りで、味もまさにカニ。
ただ、おためしということでサイズが小さくて、じっくり味わうことができず、あっという間に飲み込んでしまいました。
⑤あい鴨パストラミ
パストラミとは、塩や香辛料で味付けをした燻煙のこと。
確かに香辛料の風味がよく効いていましたが、ピリッとするような辛さはありませんでしたよ。
合鴨の肉の柔らかさを充分に堪能できました。
ハムのような塩気に近いかな。
⑥ホエー豚角煮
イタリアのホエー豚を使用した、こだわりの一品。
ホエー豚は肉が柔らかくて脂肪が甘いのが特徴ですが、じっくり加熱したことでさらに柔らかに。
箸で持ち上げると崩れそうです。
慌てて口に運ぶと、ジューシーな肉の味わいが広がりました。
脂っこくなくて、いつまでも噛みしめていたいほど幸せな味。
⑦牛たんパストラミ
香辛料が一番ピリッと効いていて、インパクトがあります。
噛んだ時に弾力があり、ジューシーで旨味たっぷりの肉汁を味わえました。
これはお酒のおつまみになりますね。
⑧鶏つくね照焼
照り焼きタレの和風味にホッとする〜。
具材にごぼう、玉ねぎ、鶏軟骨も入っていて、いろいろな食感が楽しめます。
これは子どもも大好きな甘辛な味ですね。
⑨手まりゆば
丸めた湯葉をだしで丁寧に煮含めてあります。
湯葉がたっぷり吸っているだしの味付けは少し甘めに感じました。
⑩伊達巻
見ただけで、しっとりとしているのが分かるようなツヤ。
食べるとふっくらとした食感のあとに、濃い卵の味が広がります。
甘さもしつこくなくて、ちょうど良い感じ。
これは子どもたちの奪い合いになりそうなので、最初に自分の分はキープしておかなければ。
⑪椎茸旨煮
カツオのだしと醤油であっさりと味付けされています。
小ぶりなサイズですが、厳選された国産椎茸の中に旨味がぎゅっと閉じ込められていますね。
椎茸とカツオの旨味が掛け合わされているので、薄味でも深い味わいを感じました。
⑫寿高野豆腐
箸で持ち上げると、この一口サイズのわりにしっかりと重みを感じます。
だしをたっぷり含んでいるんですね。
口に入れると、魚介のだしがジュワッと溢れました。
薄味であっさりとしています。
⑬黒糖胡麻胡桃
これまで食べた品はどれも一つずつ入っていましたが、胡桃(8g入り)は大小の粒が5個入っていました。
胡麻と胡桃のそれぞれの香ばしさを、黒糖のコクのある甘みで包んでいる味わいです。
胡桃の程よい歯ごたえがこのおせちの中では珍しく、箸休めとしておいしく食べられる一品でした。
⑭栗入り金団
栗金団は蒸したり茹でたりしたさつま芋を潰して作るのが一般的ですが、博多久松の栗入り金団が使用するのは焼き芋。
さつま芋って焼くと甘くなるので、少量の砂糖でも充分な甘さになるんですね。
確かに、ねっとりとした金団は濃厚な甘さ。
でも、その甘さは口にいつまでも残ることなく、あっさりしています。
栗はさいの目にダイスカットされていました。
栗一粒をそのまま食べる方が食べごたえがあるかもしれませんが、細かくなっていると口の中がモソモソせず食べやすいと感じました。
⑮やわらか干しとまと
こちらは10g入りで3粒入っていました。
初めて食べるドライトマト、果たしてどんな味?
外側がサクリ、中がもっちりとした食感。
味はとってもフルーティーです。
鼻から抜けるこの香りは何かに似ていると考えましたが、思いついたのがキンモクセイ。
珍しい味ですが、私はおいしくいただきました。
⑯黒豆蜜煮
3日間もかけて作られた黒豆です。
皮が破れたり、つぶれている豆はありませんでした。
美しく艶やかに光る一粒をいただくと、むちっとした食感。
すっきりとした蜜の甘さで、あとに残りません。
⑰白花豆蜜煮
大粒の白花豆が2粒入っていて、食べ応え充分。
甘さが強めだったので、箸休めというより和のデザートのようです。
濃い日本茶が欲しくなります。
もう少し甘さ控えめの方が私は好みです。
おためしおせちをワンプレートに
小さな重箱に17種類のおせちがギュッと詰まっている博多久松のおためしおせち。
「せっかくだからおしゃれに味わいたい」、そんなあなたにおすすめなのがワンプレートおせち。
こんなふうにおためしおせちをお皿に並べると、雰囲気が変わって楽しめますよ。
黒いお皿に並べると、さらに高級感が出るのでオススメ。
豆皿や小鉢を合わせたり、葉物を飾りに使うとセンスアップです。
まとめ
博多久松のおためしおせちを実際に食べた感想をご紹介しました。
イチ押しのおせちが勢ぞろいしているだけあって、どれも本格的な味わいで納得のおいしさです。
最終的には冷凍おせちだったことも忘れるほど。
味付けが濃すぎることもなく、子どもから大人まで家族みんなで楽しめる内容でした。
中でも私がもう一度食べたいと思うのは、味がよく染みていた子持ちいかと、スッキリとした甘さの黒豆。
これなら「おためしおせちに入っていない品もきっと大丈夫だ」と安心しておせちを注文することができます。
そして、実際におためしおせちを食べてみたことで「こんな充実した内容なのに、500円でいいの?!」と改めて驚いたのですが、もちろん博多久松にとってこの値段は完全に赤字。
それでも販売するのは、「年に一度のおせちを安心して選んでもらうために必要なんだ」とお客の立場に寄り添って取り組んでいるから。
その気持ちはお客にしっかり届き、おためしおせちは毎年売り切れる人気商品です。
あなたも博多久松のおせちを安心して購入したいなら、売り切れる前におためしおせちをぜひ食べてみてください。