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カニのおいしい食べ方決定版!シンプルで簡単な3大メニュー

かに

故郷を離れてもうウン十年。

私の故郷はカニの水揚げ量日本一、いつの頃からか”カニ取県”なんてアピールしてるところ。

確かに、カニ漁が解禁になると我が家の食卓にはしょっちゅうカニが登場してました。

それらは足が一本ないとか色がよくないとか、いろんな理由で売り物にならないいただきものばっかり。

それでもカニはカニ。

今思うとなんてぜいたくな食卓だったんだろう。

なのに子どもの私ときたら、カニは食べるのが面倒くさいし手は汚れるしで、夕飯にカニが出てくると、ろこつにうんざりしてたんです。

「またカニ?もういらんわ。」

そう言ってふてくされ、親を困らせていた記憶も。

社会人になってからも、忘年会や新年会など様々なシーンで登場するカニ。

カニ取県に住んでいる限りはカニとは切っても切り離せない、もう腐れ縁状態です。

でも大人になるにつれ食べ方も上手になり、ようやくカニの美味しさが分かって来た私。

料亭から家庭料理まで、いろんなカニ料理を食べつくしてきました。

そんな私が、”カニのおいしい食べ方といえばコレ!”と心の底から思えるのがこれから紹介する3つ。

「カニって季節限定のものだからなかなか料理する機会もないし、おいしく食べるにはどうしたものか毎年検索してる。」

「かと言って手の混んだ料理をするのは時間もかかるし、面倒なのはちょっと。」

そんなあなた。

これからご紹介する3大メニューは、ズボラな私が選んだ、手の混んだことは一切なしの簡単メニュー。

必要なのは、カニをおいしく食べたいという熱意と材料だけ。

カニのおいしさを味わうのはシンプルが一番なのです。

それから後半にはおまけで、私の大好きな”カニのおいしい食べ方”も紹介するので、最後までどうぞお見逃しなく!

カニの三大おいしい食べ方

シンプルにカニを味わうボイル

まずは一番オーソドックスに、ボイルしたカニ。

  • カニが入るくらいの大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かし、1リットルあたり30~40グラムの塩を入れる。
  • 甲羅を下向きにしてカニを入れる。
  • 再び沸騰してから15~20分くらい茹でる。

生のカニをゆでる時は海水くらいかそれよりちょっと濃いくらいの塩分濃度がオススメ。

私も初めて茹でた時は結構しょっぱくてびっくりしたけど、逆に塩分が薄いとカニが水っぽくて美味しくなくなっちゃうんです。

我が家では生のカニをもらうので茹でていましたが、茹でるのもなかなか大変なので通販であらかじめ茹でてあるものを購入するのもあり。

その場合はぜひ自然解凍でおいしく味わってください。

ボイルしたカニはシンプルにカニそのものが味わえて、殻をむきながら無心に食べてしまいます。

会話のない食卓になるのよね。

ちなみにボイルで食べるのはどの種類のカニもおいしいけど、私が特に好きなのはセコガニ、もしくはセイコガニなどと呼ばれるズワイガニのメス。

セコガニはオスに比べるととっても小さくて身は少ないけど、保護のためにカニ漁解禁からたった2ヶ月間しかとることを許されていない貴重なカニなんです。

このセコガニの最大の魅力は”内子”(うちこ)と”外子”(そとこ)。

外子というのはメスがお腹に抱えている卵で、内子というのはお腹の中にある卵巣のこと。

なので当然、オスのカニにはありません。

外子はプチプチとした触感が楽しめて魚卵に似た感じ。

実は魚卵が苦手な私も何故かカニの卵はクセがない気がして好きなんです。

そして私が大好きなのが”内子”。

とにかく濃厚で旨みたっぷりのこの内子がとにかくおいしい。

”ウニ”に似てるとか、酒のつまみに良いとかいう人もいますが、私はウニは苦手だしお酒も飲みません。

でも内子の濃厚な旨味が大好きなんです。

我が家では毎年食卓にボイルしたセコガニが登場すると、どれに内子がたくさんありそうか、で取り合いになります。

甲羅を外して内子がいっぱいあったら

思わずガッツポーズしちゃう♪

ボイルしたカニの身もおいしいしカニ味噌もおいしいけど、セコガニの内子は絶品。

全力でオススメします。

出汁も余すとこなくいただくカニ鍋

お次はカニ鍋。

カニ鍋といえば我が家では”カニすき”なんですが、お店なんかでは”カニちり”も結構出てきました。

<カニすき>

  • 昆布だしに、醤油、酒、砂糖でお好みに味付けをする。
  • 沸騰したらカニと食べやすく切ったお好みの野菜などを入れて煮る。
  • そのまま食べる。

<カニちり>

  • 昆布だしを沸騰させる。
  • 沸騰したらカニと食べやすく切ったお好みの野菜を入れて煮る。
  • ポン酢を付けて食べる

しっかり味をつけてそのままいただくのが”カニすき”で、味付けはしないでポン酢でいただくのが”カニちり”なんですよ。

食べ方違うな、と思ってたけど名前も違ったのね。

どちらの場合も使うカニは生のものがおすすめ。

特にカニちりのとき、もしあなたの手に持ってるカニが新鮮で生で食べられるカニなら、最初はカニしゃぶ的に食べてみるのをオススメします。

それはもう、悶絶級のおいしさ♪

カニの殻からもいいお出汁が出るから一緒に入れる具材も全部美味しくなっちゃう魅惑のカニ鍋。

最後の締めはご飯と溶き卵を入れてカニと野菜の旨みたっぷりの雑炊で。

寒い冬にはあったまるし、ほんとカニ鍋、最高です。

うま味をギュッと濃縮する焼きガニ

最後は焼きガニ。

  • 網をのせた七輪やガスコンロ、なければフライパンやグリルに食べやすく切ったカニをのせる。
  • おいしく焼くのみ。

こちらも生のカニを使うのがおすすめ。

じっくり焼いて火が通ったら、香ばしいかおりとうま味がギュッと濃縮された絶品焼きガニの出来上がり。

まずは何も付けずにそのまま、カニ本来のうま味と甘さを楽しんで。

その後はお好みで醤油やポン酢をかけてたり、すだちでさっぱり食べるのもおすすめ。

ボイルとはまた一味違ったカニが味わえます。

私が初めて焼きガニを食べたのは大人になってからなんですが、その時の衝撃は今も忘れられません。

カニってこんなに美味しいんだって私に改めて思い知らせてくれた焼きガニ。

ちなみにボイルしてあるカニを焼いてみたことがありますが、身がぱさついてしまってちょっと残念な感じに。

やっぱり生のカニでやるのがオススメです。

焼きガニはぜひ、焼き立てホクホク状態で召し上がれ~。

おまけのおいしい食べ方

ではではここからはちょっとおまけで、私の大好きなカニのおいしい食べ方をご紹介します。

どれも超簡単でしかもおいしいので、3大メニューのついでにぜひやってみてください。

カニのお出汁で濃厚味噌汁

カニの身が取りにくい部分ってありますよね。

脚の先の方や、お腹の部分。

おなかの部分ってホント、身をとるのに手こずるの。

まだ身がありそうだけどうまく取れないし、でも捨てるのはもったいない。

そういう部分はある程度身をとったらさっと洗って、お味噌汁に使ってみてください。

カニからいいお出汁が出るから簡単に絶品カニ味噌汁になります。

私は濃厚なのが好きなので、ちょっと長めに煮込んでお出汁をとってからからお味噌汁にするのが好き。

カニの身は食べられなくてもカニの風味が濃厚だし、捨てる部分を使うからお得感もあるしおすすめです。

ちなみにそのお出汁、かに玉や茶碗蒸しなどにも使うと、たとえ身の代わりにカニカマを使っていてもぐっと本格派、美味しくなります。

めちゃうまカニ味噌クリームチーズ

カニ味噌といえばボイルのをそのまま食べたり、甲羅焼きにして食べたり、独特の味がお酒のアテに人気だけど、私がおすすめしたいのが、カニ味噌とクリームチーズ。

ただカニ味噌をクリームチーズに乗っけて食べる、それだけです。

さすが、ズボラ主婦!

両方の濃厚でまったりした感じが合わさってとにかく絶品。

お酒は飲まない私ですが、あとひくうまさなんです。

もちろん面倒でなければ、カニ味噌とクリームチーズを混ぜてディップにしていただくのもおしゃれです。

お腹も満足カニのっけご飯

我が家でボイルしたカニを食べる時、必ずやるのがこれ。

前半はひたすらカニの身を食べるのですが、後半に差し掛かるとみんなカニの身だけをほぐしとって食べずにどんどんお皿にためていくんです。

そして最後まで身をとりきったら、アツアツのご飯の上にオン。

そこに醤油をたら~っとかけていただくのです。

せっせと身をほぐした達成感と、アツアツのご飯。

これがたまらなくおいしくて、まさに至福のひととき。

前半ひたすらカニからの、シメにアツアツカニのっけご飯は子どもも大人も大好き。

家族みんなのお腹も大満足。

カニの炊き込みご飯もおいしいです。

でも我が家では断然この”カニのっけご飯”のほうが喜ばれます。

家族みんなセルフでやってくれるから私も楽ちんだしおいしいし、いいことづくめ。

次にボイルしたカニを食べる時はぜひぜひおためしください。

まとめ

カニ取県で生まれ育ったがゆえにカニを嫌っていた子どもの頃の私。

でも大人になるにつれカニの美味しさに気づき、それからはいろんなカニ料理を食べてきました。

そして分かったのは、カニのおいしい食べ方はシンプルが一番、ということ。

カニ本来のうま味をじっくり味わえるボイル。

カニから出るお出汁も余すところなくいただけるカニ鍋。

カニ鍋は野菜もたっぷりだしシメの雑炊も最高。

そして凝縮された濃厚なカニのうま味と甘さをたっぷり楽しめる焼きガニ。

これらが私にとっての、3大カニのおいしい食べ方。

そして余ったカニで作るお味噌汁や、かにの身をアツアツご飯にのっけるカニのっけご飯、濃厚なカニ味噌をクリームチーズにのっけるのもぜひぜひためしてみてください。

決してズボラだから簡単なのを好んでるわけじゃないってことを分かっていただけるはず。

季節限定だからこそ、王道のシンプルな食べ方を押さえておけばいいのです。

これでもう、毎年カニを前にあれこれググる生活とはおさらばですね。

冬の楽しみ、カニ。

ちょっと贅沢品だけど、だからこそ余すところなく、カニ本来のおいしさをじっくりたっぷり味わわないともったいない。

今年の冬はこの3大おいしい食べ方でたっぷりとカニを味わい尽くしましょう。

タンサック編集部

こんにちは。タンサックと申します。
このサイトの名前にもなっているタンサックは、「探索」という意味です。
ぐるめタンサックでは、ピザやスイーツ、おせちなどの業者の紹介をしています。
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