冬の王様といえば、カニですよね。
カニすきや焼きガニ、お刺身、天ぷらといったように、どのように調理してもおいしく食べられます。
そんなこと考えていると、ものすごく食べたくなりますね。
でも、やっぱり高いからたくさんは買えないし、さばき方もよくわからないし...と敬遠されがちなカニですが、最近ではスーパーでも部位分けされているものが売ってあります。
部位分けされているので、身の量は限られますが、ちょっとした工夫をすれば家族みんなでおいしくカニを味わうことができます。
この記事では、家庭でもしっかりカニを味わえるレシピと、それに合う献立を紹介したいと思います。
それでは、見ていきましょう。
カニを使った人気レシピ
カニを使ったレシピを紹介します。
カニはどんな料理にしてもおいしく食べることができます。
和洋中三種類のレシピと、それに合う献立も考えていきましょう。
和食:カニのあんかけ茶碗蒸し
材料(2人分)
A 卵液 | B あんかけ |
卵 3個 だし汁 1.5カップ みりん 大さじ1 薄口しょうゆ 小さじ1 塩 小さじ1/3 |
だし汁 1カップ みりん 大さじ1と1/2 薄口しょうゆ 大さじ1 塩 少々 |
C とろみ | D 具材 |
片栗粉 小さじ2 水 大さじ1と1/3 |
カニの身 60グラム 三つ葉 適宜 |
作り方
卵が混ざったら、Aの残りの材料を入れ、こし器でこします。
こすことにより、出来上がりがなめらかになり口当たりがよくなりますよ。
カニに火を通しすぎると、カニのうま味が消えてしまうので注意してください。
茶碗蒸しって作るのが難しいなぁって思われている方はたくさんいますよね。
でも、分量とレンジでチンする時間や蒸す時間のコツをつかめば簡単です。
多少水っぽくなっても、分量を間違わなければおいしくいただけるので、ぜひ挑戦していただきたいです。
次は、茶碗蒸しに合う献立を紹介します。
身体にやさしい和定食
- カレイの煮つけ
- きんぴらごぼう
- タコとわかめの酢の物
- 白ご飯
- カニのあんかけ茶碗蒸し
茶碗蒸しは、そこまで味が濃い料理ではないので、しっかりと味のついた献立を考えてみました。
冬がシーズンのカレイを煮つけにして、小鉢として食感のあるきんぴらごぼうを添えます。
これでは彩りが茶色ばかりになってしまうので、タコとわかめで少し色彩を加えました。
酢の物であれば、口直しにもなります。
大人な定食で、充分おなかを満たしてくれる献立です。
お酒にも合う天ぷら定食
- 天ぷらの盛り合わせ
- ほうれん草とニンジンの白和え
- お漬物
- 炊き込みご飯
- カニのあんかけ茶碗蒸し
続いて、少し上品でお酒にも合いそうな献立を考えてみました。
エビやキスなど海鮮系の天ぷらと、ナスやかぼちゃなど野菜系の天ぷらの2種類で、ボリューミーな盛り合わせに。
そこに、あっさりとした白和えとお漬物でおなかを休ませ、茶碗蒸しを食べながらお酒をたしなむのもいいのではないでしょうか。
炊き込みご飯は、ほかの料理を引き立たせるためシンプルに作りたいです。
具材はカニの身が余りそうなら、そのまま使ってもらうと最高ですし、無ければ2種類程度の具材で作ってもらえれば、全体的に上品な食卓になりますね。
この献立は、お酒にも合うと書きましたが、もちろん普通の食事でもおいしく楽しめますよ。
アレンジネタで手巻きずし
- 手巻きずし
- エビマヨ
- 牛肉のしぐれ煮
- マグロユッケ
- アジのなめろう
- カニのあんかけ茶碗蒸し
茶碗蒸しに合う献立で、お寿司は定番ですよね。
回転ずしでは、お味噌汁より茶碗蒸しをもらう派の私です。
お家で握りずしは少し難しそうなので、手巻きずしを献立に挙げてみました。
手巻きずしって、自分で好きなネタを取って作れるので、お友達を呼んでパーティをするのもいいですよね。
我が家では、スーパーでお刺身の盛り合わせを買ってきたり、冊で売ってあるものを買ってきて、少しアレンジを加えたネタを作ります。
アジの細かく切って味噌とお酒を混ぜこめば、アジのなめろうができ、マグロをサイコロ状に切って、黄身と焼き肉のタレと合わせたら、マグロユッケが作れます。
もちろんそのままおかずとしても食べられるので、酒の肴にしてもいいですよ。
洋食:カニクリームコロッケ
材料(2人分)
A タネ | B バッター液 | C ソース |
カニの身 50グラム 玉ねぎ 50グラム 白ワイン 大さじ1 薄力粉 50グラム 牛乳 200ml 塩コショウ 少々 コンソメ顆粒 小さじ1 |
卵 1個 水 大さじ2 薄力粉 50グラム パン粉 50グラム 揚げ油 適量 |
ケチャップ 大さじ2 ウスターソース 大さじ1 パセリ 適量 |
作り方
細かくしすぎると、玉ねぎの食感がなくなりおいしくありません。
火が強いと、バターが焦げてしまうので必ず弱火でじっくりと炒めてください。
だまにならないように、薄力粉をふるいにかけれるとベストです。
急に大量に牛乳を加えると、薄力粉がだまになりやすくうまく混ざりません。
ペースト状になったら、牛乳を加えるを繰り返すと上手にクリームソースができます。
クリームがまとまってきたら、塩コショウとコンソメ顆粒で味を調整してください。
タネに張り付かせるようにラップをして、冷蔵庫で60分程冷やし固め、4等分にして俵型に成形してください。
ボウルに卵を割り入れ、水を加え泡立て器で混ぜます。
そして薄力粉を加えよく混ぜ合わせます。
バッター液ですと、タネに衣がしっかりと付きサクサクの食感になります。
冷蔵庫から出したら、クリームが溶ける前にバッター液とパン粉を付けましょう。
油の温度確認方法は、菜ばしを油にいれて、はし全体から細かい泡がでると180℃になった目安です。
一度にすべて揚げようとすると、油の温度が下がり出来上がりがベタッとなるので注意してください。
カニクリームコロッケを盛り付け、パセリを添えて完成です。お皿にソースをひくことにより、サクサクの食感が損なわれずに済みます。
幅広い年齢層から愛されるカニクリームコロッケ。
作るのは少し手間かもしれませんが、家庭に笑顔が広がること間違いなしです。
続いて、そんなカニクリームコロッケに合う献立をご紹介します。
彩り鮮やか大人の洋食セット
- 白身魚のカルパッチョ
- 野菜たっぷりコンソメスープ
- アボカドとサーモンのタルタル
- パン
- カニクリームコロッケ
大人の洋食セットということで、カニクリームコロッケをメインとして、お酒を飲みながら食べられる献立を考えました。
白ワインを片手に、食卓には電気じゃなくろうそくの灯りでおしゃれに飾れば、絶対にいい雰囲気になります。
恋人同士でお話ししながら食べてもらえると、すごいロマンチックじゃないですか。
あ、なんだかクリスマスディナーっぽいですね。
子供も喜ぶミックスフライセット
- エビフライ
- ポテトサラダ
- オニオンスープ
- シーフードピラフ
- カニクリームコロッケ
先ほどの献立は大人目線だったので、次は子供も大人も喜びそうな献立を考えてみました。
せっかく揚げ物をするんだから、カニクリームコロッケだけでは少しもったいないので、子供に絶大な人気を誇るエビフライをいれてみました。
これにポテトサラダを加えると、大人も満足なお子様セットの出来上がり。
ホットプレートでアクアパッツァ
- アクアパッツァ
- バゲット
- カブとクレソンのサラダ
- チーズ盛り合わせ
- カニクリームコロッケ
洋食3つ目の献立は、アクアパッツァにしてみました。
ホットプレートで作ると大勢で食べることができるので、これまたパーティにもってこいの献立ですね。
魚介類やたくさんの野菜を入れるので、栄養も抜群です。
アクアパッツァがを作っている間に、カニクリームコロッケやサラダを食べたりして、お酒を飲み、みんなでわいわい過ごしたら楽しいひとときに。
アクアパッツァを食べ終えたら、残りのスープにご飯とチーズを入れて煮込むと、チーズリゾットが出来上がるので最後にシメまで楽しめちゃいますよ。
中華:カニチャーハン
材料(2人分)
固めに炊いたご飯 300グラム 溶き卵 2個分 カニの身 80グラム 長ネギ 8cm レタス 1枚 塩コショウ 少々 サラダ油 大さじ2 |
作り方
1合炊くなら、水は0.8合くらいの量で大丈夫です。
レタスは小さくなりすぎないように切り、長ネギはみじん切り、カニの身はある程度細かくしてください。
ここから手早く進めましょう。
ご飯を入れたら、ご飯に卵が絡むように混ぜてください。
木べらでご飯を切るように混ぜると、べチャッとした仕上がりを防ぐことができます。
ここであまり炒めないように注意し、具材がご飯に混ざったら完成です。
いつものチャーハンがカニを入れることによって、ちょっと贅沢な料理に早変わりします。
なんといっても短時間で簡単にできるので、おススメです。
それでは、カニチャーハンに合う献立メニューを見ていきましょう。
あっさり中華定食
- バンバンジー
- 豆腐と水菜のサラダ
- しめじの卵の中華スープ
- カニチャーハン
全体的にあっさり食べれる中華メニューを考えてみました。
バンバンジーはゴマダレとラー油をかけ、サラダはポン酢風味の中華ドレッシングであっさりと召し上がってください。
ちなみに、バンバンジーで茹で鶏を作るんですけど、茹でたあとのスープはアクだけ取り除き取っておいてください。
それを使って、中華スープを作りましょう。
コクがあっておいしいスープができますよ。
ビリッとうまい麻婆豆腐定食
- 麻婆豆腐
- わかめ卵スープ
- カニチャーハン
「THE 男メシ」
といった献立でしょうか。
しっかり運動したから、カロリーなんて気にしないっていう無敵状態でバクバク食べていただきたいです。
カニチャーハンをお皿ごと食べてしまうんじゃないかというくらいの勢いで食べ、山椒がよく効いたビリっと辛ウマな麻婆豆腐を飲むかの如く胃に流し込み、合間のスープでホッと一息。
ラストスパートに、チャーハンと麻婆豆腐を混ぜ込んで、一心不乱に食べきってほしいです。
そんな食べ方をしてくれたら、作りがいもありますよね。
みんなで作ってぎょうざパーティ
- ぎょうざ
- カニスープ
- 春雨サラダ
- カニチャーハン
例によって、中華レシピもパーティメニューを考えてみました。
スタンダードなぎょうざを作るのもいいですが、みんなでアイデアを持ち寄り、オリジナルなぎょうざを作れば、楽しいパーティになりますよね。
そんなオリジナルぎょうざをホットプレートで作って、ロシアンルーレットをしても楽しいのではないでしょうか。
我が家では、ぎょうざの皮にチョコレートとフルーツを入れて、デザートなんかも作りましたよ。
それから、ご飯ものが食べたい人もいると思いますので、カニチャーハンを準備しておけば喜ばれることでしょう。
ぎょうざを食べ終わったあと、ホットプレートでカニチャーハンを作るっていう方法もありかと。
まとめ
カニのポテンシャルは計り知れないものがありますね。
カニはシンプルに食べるのが一番おいしいという意見もありますが、甘みとうま味が強いので、ご紹介したレシピのような少しこった料理を作っても、しっかりカニを味わえます。
少し高価なのがネックですが、たまの贅沢として買って作ってみるのもいいですよね。
そして今回紹介したレシピはほんの一例ですので、カニを使った料理はまだまだたくさんあります。
時間に余裕がある方は、是非チャレンジしてみてくださいね!!