オイシックスのおせちは冷凍で届きますが
『この解凍で合ってるかどうか分からない、味が落ちたらヤダな…。』
と、どのように解凍すればいいか気になりますよね。
解凍方法によっては味が変わってきますし、1番美味しく食べれる方法があればその方法で食べたい。
そこで今回は、オイシックスのおせちの解凍方法、冷凍と解凍が美味しさに与える影響などを調べましたので紹介していきます。
オイシックスおせちの解凍方法
冷蔵庫に入れる
おせち料理は冷蔵庫でスペースを取るので、事前に場所を確保しておきましょう。
解凍方法は以下のような手順となっています。
- 外箱から取り出す
- フィルム包装はつけたまま冷蔵庫に移す
- 様子を見ながら24時間待つ
たったこれだけなのでとっても簡単ですね。
食べる時は、1時間~2時間前に冷蔵庫から出して常温にさらしておくと、冷たすぎずより美味しく食べることが出来ます。
冷蔵庫の温度によって解凍時間が変わってくるので、たまーにおせちの状態を確認するといいですね。
おせちを食べる日の24時間前には、冷蔵庫に移さないと間に合わなくなっちゃうので忘れないように気をつけましょう。
冷蔵庫のスペースがない場合
食材が多くどうしても冷蔵庫に置くスペースがない場合は、おせちを一段ずつバラして廊下や室外など外気に近い場所に置いて解凍しましょう。
冬の廊下などは、冷蔵庫の温度とほぼ変わらないので適した場所になるんですよね。
ただ冷蔵庫より温度が一定に保たれていないので、こまめにチェックする必要がありそうです。
解凍と賞味期限
解凍した後のおせちの賞味期限は、2日以内となっています。
解凍してしまったら、美味しさは日持ちしないので出来るだけ早く食べきりたいですね。
また、おせち三段重の翠玉(すいぎょく)と瑠璃(るり)に含まれる、烏賊古のわた(いかこのわた)のみ賞味期限が解凍後1日となっているので注意が必要です。
また冷凍庫で保存した場合は、2020年1月31日(金)までとなっています。
冷凍のままなら、ある程度日にちに余裕がありますね。
冷凍おせちは人が集まらないなら慌てて解凍する必要もないので、食べたい日にちをしっかり決めて上手に解凍するようにしましょう。
赤い水の正体について
いきなりですが、お肉やお魚を解凍した時このような赤い水を見たことはありませんか?
この赤い水のことを「ドリップ」といいます。
食材の組織がこわれてこのように赤い液体として出てきます。
これには水分、たんぱく質、うまみ成分などが含まれており、画像のようにお肉からドリップが多く出てしまっているのは、うまみ成分も出ていってしまっているという状態。
おせちを解凍する時も、この現象はぜひ防ぎたいものですよね。
そこでオイシックスのおせちは、急速冷凍という凍結方法をとっています。
オイシックスのおせちは急速冷凍
急速冷凍とドリップ
では、急速冷凍と先程のドリップがどのように関係してくるのでしょうか?
まず急速冷凍と緩やかな冷凍では、下の画像のように細胞の破壊に差が出ます。
冷凍前の細胞 急速冷凍した細胞組織 緩やかに冷凍した細胞組織 正常な組織 氷の結晶が小さく組織の破壊も少ない 氷の結晶が大きく組織の破壊が多い
引用元:https://www.reishokukyo.or.jp/frozen-foods/home-freezing/kyusokutouketu/
このように食材を凍らせる時は、時間が短いほど組織内の氷の結晶が小さくなり、長いほど氷の結晶が大きくなります。
これを解凍した時、急速冷凍の方が組織の破壊が少ないのでドリップの量も少ないんですね。
ドリップの量が少ないということは、冷凍する前の品質とほとんど変わらないということになります。
つまり、急速冷凍のおせちには上手に解凍すれば美味しく食べれるという保証があります。
オイシックスが最高の品質でおせちを届けてくれるので、今度は私達がドリップを抑える解凍をしないといけませんね。
解凍とドリップ
ドリップの量を抑える解凍方法は、食材の低い温度を保ちつつ解凍することがポイントとなります。
つまり、おせちの温度と触れる空気の温度の差を小さくすれば良いということです。
おせちは凍ってるので0度以下、冷蔵庫の中はだいたい5度くらいなので、そういう理由で1番良い方法が「冷蔵庫に入れる」ということだったんですね。
今回は、どんな理由で冷蔵庫がおせちの解凍に適しているのかを見つけられほっとしました。
まとめると、冷蔵庫がおせちの解凍に良い理由は、食材の低い温度を保ちつつ解凍することでドリップの量も抑えられ美味しく食べれるからということですね。
やってはいけない解凍方法
電子レンジでチンする方法。
外から熱を加える電子レンジでの解凍は、食材の表面と内部の温度差が大きくなりドリップがたくさん出てしまうのでやってはいけません。
お魚の赤身などを解凍した時、一部だけ白くなったり、解凍にムラが出るなど品質を落としてしまうこともあるようです。
また、ストーブやエアコンなど暖房の効いた室内で解凍するのも良くないです。
こちらも表面と内部の温度差が大きくなり、ドリップが出やすい環境となります。
ですので、電子レンジや暖房の効いた室内で解凍するのは、おせちの品質を落とす原因になるので絶対にやらないようにしましょう。
まとめ
今回は、オイシックスのおせちの解凍方法、冷凍と解凍が美味しさに与える影響について紹介しました。
その解凍方法は、食べる日の24時間前に冷蔵庫に入れ様子を見るというもので、食べる時は1時間~2時間前に冷蔵庫から出して常温にさらすだけ。
とても簡単ですし、これが1番美味しく食べれる方法なのでぜひこの方法で食べましょう。