首都圏を中心に、北海道から兵庫県の間にある21都道府県で利用できる生活クラブ。
数ある生協の中でも、食の安全に最もこだわっているのが特徴。
実は私、以前別の生協の宅配を利用していたんだけど、その当時感じていたことは
「安心な食材=味がイマイチ」
でもおいしくないのはやっぱり嫌だし、結局市販のものを買ってしまうこともしばしば。
しかも配達員さんからの、力を入れてるらしい商品や共済のセールスがなかなかの圧で、だんだん嫌だなと思い始めてたんです。
そんなとき、仲良くしてた近所の方が誘ってくれたのが生活クラブ。
生活クラブって、価格が高いとか、食わず嫌いみたいになんとなく手が出しにくいとか、独自の雰囲気があるとか、変な先入観を持たれやすいんですよね。
私の場合、身近な友人がやってるっていう後押しがあったけど、そうじゃなかったらやっぱりとっつきにくくて、加入してなかったかも。
そこで今度は生活クラブ歴10年以上続けてきた私が、あなたが生活クラブに抱いている不安や疑問を全部解消しちゃおうと思います!
さらに後半では、私のおすすめ品5選も紹介してるので、どうぞ最後までゆっくり読んでいってくださいね~。
生活クラブ歴10年以上の私の口コミ
結論から言うと生活クラブ、私は全力でおすすめしたい生協です。
ただ生活クラブの口コミをチェックしてみると、残念ながら結構悪いものが目につくんですよね。
あなたが持ってる生活クラブに対する不安や疑問をまとめると、こんな感じではないでしょうか。
- 商品の価格が高そう
- 商品の種類が少ないってほんと?
- 配達の時間や曜日が指定できないのが心配
- 他の生協より独特な感じで気軽に資料請求できない
- 余計な出費があるって聞いて不安
まとめていて私も思わず、あ~わかるわかる、と共感してしまったものばかり。
こんなの見ちゃうと、加入はやめておこうってなるのも無理はないわ。
じゃあ実際のところどうなのか、気になりますよね。
では早速、生活クラブヘビーユーザーの私が生活クラブに加入してどうだったか、教えちゃいましょう。
きっとあなたの疑問や不安も解消されるはず。
食材にこだわるから少数精鋭
生活クラブ、市販品やほかの生協と比較しても、確かにお値段高めです。
でもそれは、”安心”と”安全”に払うお金。
生活クラブの扱っている食材は、食品添加物や残留農薬、放射能も、国よりも厳しい独自の基準を作ってて、それをクリアしたものばかり。
だから買い物のたび、産地や原材料のところをチェックして、怪しげなものが入ってないかをいちいち確認しなくても大丈夫。
でもそうなると、どうしても品数は少なくなってしまいます。
例えば同じ生協でもパルシステムは、1回のカタログに載る商品数が2000種類以上もあるというのに、生活クラブは600種類ほど。
カタログを開くとこんな感じ。
え~、半分以下って少なすぎ、とびっくりするかもしれないけど、でもそれで足りないものがあって困ったことはありません。
むしろ、色んなメーカーのものをあれこれ試したり、安売りのメーカーに変えてみたら失敗した、とかがなくなるからむしろストレスフリー。
さらには余計な買い物をしなくなって、無駄な出費もなくなり、結果的には節約になってるんです。
我が家は生活クラブを始めたおかげで、冷蔵庫やキッチンの引き出しに、忘れ去られて化石化した調味料や食材がなくなりました。
配達のときに不在でも大丈夫
生活クラブ、というか、私が以前利用していた生協も同じでしたが、配達の曜日と時間を指定することができないんです。
何曜日になるかは、生活クラブの方で指定されるし、時間帯も、配達トラックのルートで変わります。
その都度、受け取りの時間に合わせて家にいなくちゃいけないなんて、しんどいな。
私もそう思ってたんですが、実際やってみたら全然大丈夫。
不在でも、ちゃんとこちらが予め指定した場所に、上の画像のようなグリーンの箱に入れて置いておいてくれます。
冷凍や冷蔵品が届く時は、保冷ボックスや保冷剤を自分で用意。
でもうっかり忘れてしまった時や、夏場暑さが厳しい時は、配達員さんが入れておいてくれたこともありました。
こういうさりげない心遣いがうれしい。
私が10年以上続けていて、曜日が変わったのは2度ほど。
でも時間帯は3~4回変わった記憶があります。
家にいたりいなかったりな私だけど、配達員さんはちゃんと臨機応変に対応してくれるので、安心してお任せできてますよ。
とっつきにくいけどゆるく続けられる
生活クラブって、実は扱っているもののことを”商品”ではなく、”消費材”とよんでます。
なぜなら、それで商いをしたり、儲けようとしてるわけではないから。
簡単に言うと、組合員と、提携している生産者がウィン・ウィンの関係、みたいな感じだと私は勝手に解釈してます。
正直、私は生活クラブを始めて生産者さんの声が聞けるようになって、「いただきます」って心から言えるようになったんです。
そういうとこも、生活クラブに入って良かった、と思えるひとつ。
ほかにも、生活クラブには情報誌があって、それをペラペラと読んでいると、なかなか崇高な理念が切々と書かれていたりするんですよね。
多分そういう雰囲気が、生活クラブのとっつきにくさというか、独特な雰囲気を醸し出してるんじゃないかな。
長くやってきた中では、ちょっと圧倒されるなって思うことはあったけど、実際私はそこまで崇高な理念もないし、生活クラブをやってる私の友人たちも、どうやらないですね。
そういえば過去に何度か、生活クラブの集会的なものに誘われたこともあるけど、丁重にお断りしたら無理強いされることはなかったな。
私はただ、安心で安全で、しかもおいしいものが食べたい、それだけでゆる~く続けてます。
もちろん、市販のスーパーで買い足すこともあるし。
特にお肉とか、めちゃくちゃおいしいんだけど、毎度になるとやっぱり懐に厳しいのよね。
なので、あなたも気軽な気持ちで、生活クラブの門を叩いてみてください。
余計な出費は安心料とへそくり
生活クラブは地域によって、料金が若干違うので、私の加入している神奈川県の生活クラブの料金を簡単に説明しますね。
上の画像が、先月の我が家の明細です。
これを見ると生活クラブに毎月かかっている費用は、食材の購入代金の他に主なものとして
- 増資1,000円
- 配送手数料150円~(購入代金により無料)
- 生活と自治(情報誌)100円
- 運営費140円
- エッコロ掛金100円
など。
増資というのは、運営費、つまりみんなが出し合って生活クラブを運営していくための出資金のこと。
入会時に1,000円と、あとは毎月1,000円づつ。
でもこれは退会するときには全額返済されるので、言ってみれば貯金みたいなもの。
自分でも忘れてるうちに、家族の知らないところでどんどんたまってくれるんです。
10年以上続けた出資金の残高は、って考えると思わず顔がにやける私。
絶対家族には内緒。
あと、生活と自治というのは先程もちらっと言った、生活クラブの理念が詰まった情報誌。
ペラペラめくるときもあれば、そっとサヨナラすることもあります。
次に運営費というのは、生活クラブと、組合員の間にさらに地域ごとの小さな団体があって、その活動を支える費用。
生産者さんとの交流会や試食会とか、ちょこちょことその団体主催の催しがあります。
私は参加したことはないけどね。
そしてエッコロ共済というのは、組合員の助け合いのためのもの。
例えば、私が病院に行ってる間に友人の組合員に子どもを預かってもらった。
そういうときに、預かってくれた友人は1回600円が給付される、というシステム。
あと、配達の日に急に泊まりで不在になってしまった場合など、知り合いの組合員に頼んで受け取りをお願いした場合も、給付の対象。
だから気軽に頼みやすいし、頼まれても嫌じゃないんですよね。
でもこれらは微々たる金額と言っても、ず~っと払っていくと考えると、ちりも積もれば山となる。
たしかに無駄な出費かもしれない。
ただ私は、このお金を払っても生活クラブをやる価値はある、と思ってます。
たった340円で”安心”が買えるなんて、しかもおいしいし、メリットもたくさん。
めちゃくちゃ安いですよ。