酸味が変身する!ブルゴーニュグラス
このグラスはボルドーグラスより大きく広がり、飲み口がすぼまっている形。
なぜ飲み口がすぼまっているのか。
酸味が強いワインは、大量に口全体に広がってしまうとすっぱさを強く感じてしまいます。
少量ずつ細長く、ゆっくり口の中をつたっていく飲み方が酸味を感じにくくするポイントなのです。
いままで酸味が苦手だった人は、このブルゴーニュグラスを使ってみてください。
自然と口へ流れるワインの量が少なくなり、気になる酸味はおさえながら香りは引き立たせてくれるはず。
ワインボトルがなで肩のものはブルゴーニュグラスで飲むのがオススメです。
グラスが大きいぶん、けっこうな量を注いでも少量にみえるので入れすぎ注意!
飲みきれる量で少しずつ楽しんでください。
白ワインに最適なモンラッシェグラス
ぷっくりと大ぶりでしっかりすぼみのあるモンラッシェグラスが、白ワイン特有のフルーティで豊かな香りをめいいっぱい広げてくれます。
その香りが酸味と一体化し、のどを通ったあとも余韻を楽しむことができます。
また、白ワインは辛口でも甘口でもそれぞれの良さが引き立つ、「キャンティグラス」も使われることも多いです。
スパークリング定番のフルートグラス
スパークリングワインにフルートグラスが多く使われる理由は、立ち上る繊細な泡を楽しめるからです。
味もさながら、目でも楽しませてくれるこのグラスはスパークリングにはかかせない相棒。
最近はフルートグラスに少し膨らみがあるタイプも多く、味も泡も香りもすべて楽しめるような形も増えてきました。
飲みやすい形状のクープグラス
平べったいソーサー型のグラス。
女性があまり上を向かなくても飲める、その飲みやすさで昔から使われてきたという説もあるらしい。
このグラスは最近はあんまり見なくなってきた気がしますが、たまに乾杯シーンで登場したりしますね。
そして、シャンパンタワーはこのグラスがよく使われています。
クープグラス=シャンパンタワーなんてイメージもあるかも。
飲み口が広いので香りを楽しむことができる反面、炭酸が抜けやすい弱点があります。
「迷った時」はキャンティグラス
特に白ワインに使いますが、甘口辛口どちらのよさも引き立たせてくれます。
白ワインだけではなく、どんなワインでも問題なく味と香りを楽しめる形なので、これ一つ持っておくと対応できます。
初心者さんもこのグラスを持っておいたら安心です。
一目でわかるワインとグラスの相性
<ワインの特徴> | <おすすめグラス> | <楽しみ方> | |
赤ワイン | 渋みが強い |
ボルドーグラス |
渋みをまろやかにするために適度にワインを揺らし、空気に触れさせましょう! |
果実感と酸味強い |
ブルゴーニュグラス |
少量ずつ口に含むように飲むと、酸味を飛ばしつつ香りの余韻まで楽しめます! | |
白ワイン | どんな種類もOK |
モンラッシェグラス |
グラスを口元にもっていくだけで芳醇な香りを感じることができます! |
スパークリング | 炭酸 |
フルートグラス
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上りゆく繊細な泡をゆっくり眺めながら、最後まで炭酸のシュワシュワを感じてください!
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クープグラス
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炭酸とともにワインの香りも一緒に楽しめます! |
まとめ
ワインとワイングラスは切っても切れない必要不可欠な存在。
それはただの道具としてでなく、ワインの奥深さをさらに引き立ててくれる重要なアイテムでした。
ワインの特徴に合わせ、より美味しく飲めるような工夫がされているので、きちんと合ったグラスで飲むのがベストですね。
今まで飲んだワインをちゃんと合ったグラスで飲み直したいくらい!
自分には合わないな~と思ったワインでも、ワインとグラスの相性がよければ好みのテイストになったかも。
弱点をフォローして良さを引き出す・・・
最高の相棒ですよね。
まったくワインとワイングラスのような夫婦になりたいものです(笑)
これからは絶対ワインに合ったグラスで、もっと美味しく飲むぞ~
おっとその前に。
次のボトルの栓を抜く手を止めて、ベストなグラスを新調しなくては。