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スタバを象徴するマーメイド。ロゴに込められた創業者の想い

カフェ

この記事をご覧になってるあなたはおそらくスターバックス(以下スタバ)が大好きで、日々利用されていることでしょう。

私もスタバが大好きでお店を見かける度、立ち寄ってはお店の雰囲気に浸り、気がつけばコーヒー片手に至福のひと時を堪能しています。

しかし先日、その至福のひと時にコーヒーカップのあの緑色のロゴをながめているとふと疑問が。

「なぜこんなロゴを使っているんだろう。そして、この女の人は一体誰なんだろう、女神?」

「ヒレみたいなものがあるってことは、もしかしてマーメイドかな。」

あなたも私と同じような疑問を感じたことがあるのではないでしょうか。

この記事では、カフェのトップオブトップ、スタバのロゴデザインについて詳しく解説するとともに、あなたのスタバへの「好き」が増すような情報をご紹介します。

スタバのロゴの女性の正体はマーメイド

ロゴの女性は人でも女神でもなく、マーメイド!

日本語で言うところの人魚ですね。

その名もセイレーン(セイレン、サイレンとも言う)。

ギリシャ神話などに登場する海の怪物ともうたわれる存在。

2本の尾があり、美しい歌声で船乗りを魅了し心を奪ってしまうそう。

映画などで描かれるマーメイドも美しい容姿や歌声で人々を誘惑しがちかもしれませんね。

そして海へと引きずり下ろすという流れがテッパン化されています。

2本の尾と言いましたが、元々は1本だった尾が裂けて2本になったとも。

ロゴのセイレーンは微笑みを見せてますが、ホラーっぽい面もあり少し不気味です…。

では、そのマーメイド・セイレーンを、一体どのような経緯でロゴに採用したのでしょうか。

スターバックスの始まり

スターバックスは、1971年アメリカの港町シアトルにて創立し事業を開始。(写真のお店は1号店ではありません)

創業者はこちら。

  • 英語教師のジェリー・ボールドウィン
  • 作家のゴードン・バウカー
  • 歴史教師のゼブ・シーグル

飲食業とは全くと言っていいほどの別の業界にいた3人。

そしてその3人の師匠とも言うべき存在であり、スタバの創業を後押ししていた「ピーツ・コーヒー&ティー」の創業者アルフレッド・ピート

ピートはオランダ出身で父親はコーヒーを売る仕事をしていたため、コーヒーにかなり詳しく、コーヒーへの強い想いがありました。

この4人の出会いがスタバの始まりですが、ピートがいなければスタバはそもそも始まらなかったと言っても過言ではありません。

マーメイドのロゴの由来

「港町であるシアトルのコーヒー店としてどのようなデザインにすべきか。」

ロゴのデザインを担当したテリー・ヘックラー(創業時のメンバーの1人)はそんな想いをめぐらせた結果、海運書の中に古いノルウェーの木版画に描かれていたセイレーンを発見。

そこから着想を得たのが始まりです。

創業者たちはスタバが人々に愛されるよう「セイレーンに魅了される」という意味合いから「人々を魅了したい」という想いや、港町にまつわる海や航海などのイメージをロゴに込めたそうです。

歴代のロゴ

あなたがよく目にされているスタバのロゴと言えば右下のデザインだと思いますが、実はこのデザインは4代目のセイレーンで、先代のセイレーンが3人いたのです。

ご存知でしたか?

かい変更を含めれば現在のデザインは5代目ですが、この記事では大きく変更されたデザインのみを解説します。

それでは、歴代のセイレーン並びにロゴデザインの特徴を解説していきたいと思います。

1971年〜のロゴデザイン

創業された1971年の初代のロゴは上述した木版画に描かれていたセイレーン(上半身が裸)をそのまま描き、セイレーンの上部に「STARBUCKS」下部に「COFFEE・AND・TEA」の文字を配置し、ロゴ全体の色はコーヒーをイメージしたブラウンを基調としています。

意外なことに初めから緑ではなかったんですね。

そんな初代のブラウンのロゴは現在でもアメリカのシアトルにある、1号店のロゴデザインとして使用されています。

1号店のロゴ下部の文字は「COFFEE・TEA・SPICES」となっているのですが、創業当初スタバがどんな物を扱っているのかわかりやすくするために「COFFEE・TEA・SPICES」の文字が加えられたそうです。

しかしセイレーンのお胸が見えているなど性的な見た目ゆえに苦情があり、デザインは変更されることに。

確かに看板娘が上半身裸はまずいですよね。

1987年〜のロゴデザイン

苦情を受けた初代セイレーンでしたが、2代目のセイレーンは裸ではありますが、お胸を髪の毛で隠したような構図へと変更されています。

ちょっと安心ですね。

そして初代のロゴにあった「TEA・SPICES」が無くなり、上部はそのままに、下部は「COFFEE」のみに。

文字部分の背景色がグリーンになり、より現在のスタバのロゴに近づきました。

1992年〜のロゴデザイン

大きな変更はありませんが、これまでのセイレーンは全身を描かれてきましたが3代目のセイレーンは少し拡大したようなデザインとなり、上半身と尾の先のみが描かれています。

なんだかセイレーンが輪から出ようとしているように見える気がしますね。

2011年〜のロゴデザイン

現在採用されているロゴは、これまで使用されていた「STARBUCKS」、「COFFEE」などの文字情報が一切無くなり、セイレーンがどーんと描かれているだけというかなりシンプルなデザインに。

この変更の理由は、コーヒー以外の商品も今後は提供していくからとのこと。

でもこのロゴ変更は、古くからのスタバファンからは否定的な意見もあったとか。

マーメイドがデザインされたグッズ

何度も変更されてきたスターバックスのマーメイドロゴ。

一貫してこだわり抜いて描いてきたセイレーンは今やスタバを象徴する絶対的な存在です。

そんなセイレーンの、ロゴ以外での表情も見てみたいと思いませんか?

そんなあなたにおすすめしたい少しレアなスターバックスグッズをご紹介します。

スタバ好きであれば一度は目にしたことがあるかも知れませんが「買いたいけど買えなかった」という方や、「スタバは好きだけど限定品の存在を知らなかった」という方にこれから紹介するタンブラーたちをおすすめします。

 スターバックス   アニバーサリー2019タンブラーセイレーン473ml

 

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こちらは毎年創業を記念して発売されるアニバーサリーグッズの2019年版のタンブラー。

2019アニバーサリーブレンドのパッケージをあしらったデザインとなっており、セイレーンのクラウンがゴールドで描かれていてオシャレですね。

こちらのタンブラー、スタバの店舗やオンラインストアでは現在販売されてないようですが、Amazonなどで在庫は限りなく少ないですが取り扱かわれているようです。

スターバックス パイクプレース 北米シアトル1号店限定 ステンレスタンブラー473ml

こちらはスタバの1号店であるアメリカ・シアトルの店舗でのみ販売されているタンブラー。創業時の初代ロゴが使用されていて、よりレア感がありますね。

このタンブラーを持っていれば、コアなスタバファンからは羨望のまなざしを受けるかも。

アメリカ・シアトル1号店では他にもたくさんの魅力ある本場ならではのグッズがありますので、まだ行かれたことがない方は、ぜひ足を運んでみてください。

まとめ

今回はスタバのマーメイドロゴの正体やデザインの由来についてご紹介しました。

よくスタバを利用している私ですが、あのロゴは人間なのかマーメイドなのか名前さえも知らず、どこかの神話の女神なのかなと、勝手に思い込んでいました。

だって微笑んでるから怪物だなんて想像も出来ない。

セイレーンをスターバックスのロゴとした経緯はかなり意外性もあり、なかなか奇抜だなとも思いました。

でも、シアトルという土地柄や「人々を魅了したい」という創業者たちの想いを知ると、何度ロゴデザインが変わっても、一貫してセイレーンをロゴに残し続けていることにも納得がいきますね。

私もいつかは本場シアトルの1号店に行って、現地ならではの体験を味わい、現地にしか売っていない初代のロゴ入りのタンブラーを手に入れようと思います。

創業者の願い通り、私もすっかりスタバに魅了されてしまいました。

この記事が、あなたのコーヒータイムのお供になっていれば嬉しいです。

タンサック編集部

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