熊本に来たけれど、おみやげに何を買うべきか。
酒飲みのあなたなら絶対に思うはず。
ばらまき用の甘いお菓子は買ったけど、そんなんじゃ物足りない。
せっかく来たのだから、自分用の酒の肴(さかな)はゲットしないと。
ですが移動手段の限られる熊本では、あっちへこっちへと買い渡ることなんて不可能です。
球磨焼酎(くまじょうちゅう)で有名な人吉へなんて、日帰り出張ならば夢のまた夢。
「時間がないし、手っ取り早くいい方法がないものか。」
そんなあなたへ朗報です。
2018年にリニューアルした熊本駅のおみやげ売り場「肥後よかモン市場」なら、あちこちへ行かずとも県域の全てを制覇。
確かに、遠方の本店へ出向いた方が種類も豊富な場合があるけれど、熊本を味わうには十分だと言える場所。
厳選されたツマミと酒が、あなたの思い出をさらに深めてくれることでしょう。
ここはリトル熊本。
あなたの知らない熊本ならではのツマミと酒、そのディープな世界へようこそ。
熊本駅の"酒に合うツマミ"一押し4店
まずは持ち歩いても重くないツマミから探し始めるのが正攻法。
“ツマミ”と一言で言っても、王道から隠れた逸品まで。
どれも強者ぞろいで存在感バツグンです。
馬刺しなら地元でも超有名店「菅乃屋」
馬刺しは熊本の代名詞。
熊本駅では、全国シェア1位とも言われる「菅乃屋」の馬刺しを買うことができます。
こんな口コミが多く見られ、地元でも別格の存在。
熊本駅では冷凍された状態での販売です。
こちらが主な馬刺し商品の一覧。
以下のものは全てブロックになっています。(価格は全て2019年12月のもの)
- 赤身2本入り ¥2,500
- ロース2本入り ¥3,200
- 霜降り100グラム ¥3,200
- 大トロ100グラム ¥4,200
- フタエゴ100グラム ¥1,280
- ロース&霜降りセット ¥3,800
- ロース&霜降り&コウネセット ¥4,800
1本は100グラム程度とのこと。
外見からは中身を確認できません。
ですが、実物さながらの写真で特徴を紹介してあるので、部位名が分からなくてもしっかり違いを比較することができます。
1番歯ごたえがあり、馬刺しらしい味わいの「赤身」。
馬刺しと言えば赤身、というくらい定番の部位です。
かむたびに、ほどよい甘みが口の中に広がっていきます。
赤身と似ていますが、少しサシ(脂肪)の入った「ロース」。
このサシが、より柔らかい食感を生んでいます。
牛肉なら脂の多いこの部位も、馬なら赤身としてヘルシーに食べることができます。
サラッとした脂が特徴の「霜降り」。
舌にのせた瞬間にとろける感じがクセになります。
マグロでいえば中トロにあたる部分だとか。
サシのきめ細かさが抜群の「大トロ」。
上品な柔らかさがたまらないとの声多し。
マグロでいえば大トロにあたるそうです。
馬肉でしか味わえない「フタエゴ」。
脂肪と赤身の3層がコリコリとした食感で、見た目も歯ごたえも楽しい逸品。
めずらしい部位のため、熊本以外では味わえないとも言われています。
コラーゲンたっぷりの「コウネ(たてがみ)」。
こちらも熊本以外ではお目にかかることの少ない、馬特有の希少部位。
見た目よりも、ずっと食べやすくあっさりしています。
こうやって見ていくと、どれもおいしそうで迷ってきますよね。
でも大丈夫、そんなあなたでも心配いりません。
梅沢富美男さんのように話上手な店長が、丁寧に相談に乗ってくれますよ。
なんだか顔立ちも似ているような気がしてくるから不思議
保冷剤付きだと、持ち歩き6時間OK。
これは、再び冷凍してもおいしく食べることができる時間の目安。
6時間以上になると食べられなくなる、というわけではありません。
冷蔵庫に入れて2~3日中に食べるならば、少々持ち歩き時間がオーバーしてもOKとのこと。
新幹線で熊本駅から名古屋駅くらいまでならば、そのまま持って帰ることができそうです。
それ以上だと配送を選ぶ方が安心。
クール便扱いで、そのまま発送をお願いすることもできます。
また、新幹線内でのお供はレジ横にあるコチラがおすすめ。
地元でも、今晩のツマミに買う人もいるほどの馬肉コロッケ&メンチカツ。
ヘルシーな馬肉だから、揚げてあるのにどこかさっぱりしています。
焼酎だけじゃなく、ビールや日本酒との相性もよし。
直営店は阿蘇くまもと空港の他、熊本城「城彩苑」など。
ですが時間に制限のあるあなたは、新幹線で帰る直前に、熊本駅で買ったほうが正解です。
熊本では知らない人はいない名店のツマミ。
1度食べればやみつきになること間違いありません。
甘味があるのが菅乃屋の馬刺しの特徴。
「白岳」や「川辺」などももちろん合うのですが、私のおすすめは「武者返し」。
常圧蒸留のため、米焼酎でありながらも芋焼酎を思わせるそのコク。
菅乃屋熊本駅店で1番人気の「ロース&霜降りセット」と一緒に食べても、その旨味に負けることがありません。
そのままだとパンチがありますが、ぬるめの燗(かん)にして飲むと香りが際立ち、まろやかな味に変化。
互いの味を引き立て合ってくれますよ。
からし蓮根もここまで進化「おだ商店」
熊本の郷土料理である”からし蓮根(れんこん)”、これもやっぱりはずせません。
そんな「からし信者」だけでなく、今まで苦手だった人にもおすすめできるのが、この「おだ商店」の三色蓮根。
その理由は、この見た目同様の色をした”からし味噌”にあります。
蓮根の色 | 味噌 | 辛さの度合い(個人評) |
定番のからしベース味噌 | ★★★ | |
わさびを混ぜた味噌 | ★★ | |
チリペッパーなど8種類のスパイス味噌 | ★ |
この3種3様の違いが、辛さの度合いに強弱を生んでいます。
からし系はダメだけど、香辛料の辛さなら大丈夫、なんて人も多いのではないでしょうか。
ピンク色のからし蓮根なら、どことなく漂うタイ風の香り。
これなら”わさび”や”からし”が苦手な女性でも、喜んで食べてくれるかもしれません。
わさび好きならば、緑のからし蓮根が最適。
直前に食べたものの後味をサラッと消してくれますよ。
刺身の赤身と白身を食べる合間に、1切れつまむのもおすすめ
「濃い」と「あっさり」の”行ったり来たり”を、可能にしてくれる優秀ツマミなんです。
また、からし蓮根にありがちなのは、表面の衣が分厚くなりすぎて蓮根からすぐにはげてしまうこと。
油を含んでいる表面の”カワ”と一緒に食べるからこそ、ただ辛いだけのツマミではなくなるというのに。
しかし、おだ商店のものは、”カワ”が薄めだと感じました。
こんな風に切っても”カワ”がしっかりくっついてきています。
衣が肉厚すぎると油っぽくなりがちな点も回避。
女性の店員さんが対応して下さいましたが、その対応は優しさ120%。
終始ニコニコ笑顔で声をかけてもらい、こちらも何だかほっこり気分に。
苦手な辛みがあるならば、1本単位で購入できるので、3色セットにしばられることもありません。
時間帯によっては温かく、保冷剤ナシで大丈夫な場合も多いとのこと。
持ち歩きにもちょうどいい大きさです。
レジ横にはこんなおつまみもありました。
それにこの時は夕方だったこともあって、この惣菜のショーケースはガラガラ。
三色蓮根も売り切れてしまうことがあるので、こちらのツマミを欲しい場合は速攻ダッシュです。
他の販売店舗は、天草などパッと行くには厳しい場所ばかり。
お酒は好きだけど辛い食べ物はダメ、そんなあなたにこそ試してほしい。
熊本駅でゲットできる、この進化したツマミは必見です。
電話番号 096-322-8484
営業時間 8:00~21:00
通販サイト
からし蓮根のようにパンチのあるツマミは、やはり球磨焼酎で頂くのが王道。
球磨焼酎で合わないものはないと思うのですが、特におすすめなのが「球磨拳」。
“無ろ過”だからこそ味わえる、口に含んだ後の華やかさがスゴイ。
40℃沸点の減圧蒸留法だからこそ、クセのないクリアなのどごし。
3種類のからし蓮根どれを食べた後でも、いったん0へ戻してくれるような気がします。
サラミなどの洋風ツマミ「阿蘇の逸品」
熊本駅では、どちらかといえば”和”のツマミが目立っています。
そんな中でも、ひときわ”洋”の魅力を放っているのがコチラ。
洋酒好きならぜひともチェックしてほしい、「阿蘇の逸品」。
本場ドイツの製法で作られた、「阿蘇ナチュラルJファーム」のソーセージやハムを買うことができます。
阿蘇の水や自然の中で加工された商品たち。
なんて口コミもあるくらい、その美味しさは最高レベル。
子供が好きなソーセージもあるので、家族へのおみやげにもバッチリ。
また、それぞれが個性豊かで、味に飽きることがありません。
どの商品も、私の想像した味の1つ上を超えてきました
どれも太鼓判なのですが、「阿蘇の逸品」の人気おみやげ1位はこちら。
1位:馬刺しの燻製
馬刺しが燻製になると、生とは全く違った味わいになるんです。
ギュッと凝縮された旨味を、ダイレクトに感じることができます。
ピリッとスパイシーなので、薄めに切って食べるのがおすすめ。
2位:馬力サラミ
サラミ=脂っぽい、この概念を見事にくつがえしてくれます。
あっさりとしている理由は、きっと”馬”だから。
普通のサラミのように塩分が強い、と思うこともありませんでした。
切ってみるとこんな感じ。
グリーンパッパーが、あっさりとした中にほどよいアクセントを生んでいます。
ちなみに外側のパッケージをはいだと思っても、もう1枚あるので注意。
馬肉の加工品のほとんどは、通販サイトでは見ることができませんでした。
熊本駅では要チェックの品とも言えるでしょう。
次点:炭火スモークベーコン
惜しくもお店のランキングからは外れていましたが、店長もビックリの売れ筋ベーコン。
ガツンとくる肉汁は、旨味そのもの。
最初に食べたときは、思わず目を閉じて空を仰いだくらいです
スモークの香りが口の中いっぱいに広がります。
スープやパスタの主役にしてももちろんOKなのですが、やっぱり単独での焼きが1番良さを実感できるかも。
そのままでも食べることができます。
「阿蘇の逸品」の製品は、九州全域のデパートで購入できますが、熊本駅ではその場で食べることができるレストランスペースも完備。
こちらの人気ナンバー1は、ナンピザだそうです。
男前の気さくな店長が、撮影をすすめてくれたブタもいます。
あの店長のすすめ具合からすると、きっとマスコット的存在だと思うのですが、この子の名前は聞きそびれました。
顔つきは子ブタのようにかわいいのですが、サイズはけっこう大きめです。
もしお急ぎの場合は、カットしてあるハムのセットも販売してあります。
また、ヨーロッパ各地のビールも。
ビールもタブ式のものがあるので、これならば新幹線内でも1杯やれそうです。
110円で保冷剤を付けてもらえば、1日中持ち歩きが可能。
その日のうちにおみやげを渡せるって、やっぱりいいですよね。
“ガツン”から”あっさり”までの幅広い味で、酒にパンチを効かせましょう。
どんな世代にも喜ばれるツマミを探しているなら、ぜひチェックしてみて下さい。
スモークされたベーコンにハムやサラミ。
やっぱりビールでしょと思いがちですが、日本酒もなかなか合います。
「馬力サラミ」と一緒に私が飲んだのは、熊本市生まれの「香露」。
普通ならば、お酒に合わせてツマミを考えるもの。
日本酒の味わいが単調になるのを防ぐためです。
ですが、この2つの組み合わせならば、ツマミがただの脇役に成り下がることがありません。
馬力サラミのあっさりさと、香露の辛口なのにほのかな甘さがマッチ。
どちらも主役となれる組み合わせでした。
山うにとうふでおなじみ「五木屋本舗」
テレビや雑誌でもたびたび紹介されているので、ご存じの方も多いのでは。
まるでウニのような食感の”山うにとうふ”で有名な、「五木屋本舗」を。
こんな口コミを見つけましたが、全く同意見です。
山うにとうふは、豆腐を独自のもろみ味噌にじっくり漬け込んだもの。
決して本当のウニが入っているわけではありません。
しかし、その食感はなめらかで、料理へ応用しやすいのも特徴です。
味の種類もバラエティに富んでおり、きっとあなたにベストな味が見つかるはず。
パッケージ | 名前 | 味の特徴(個人評) |
オリジナル | 口に入れた瞬間からグッと広がっていく旨味 | |
スモーク | オリジナルのスモーク版で香ばしさアップ | |
ゆず | ゆずの味で爽やかに。どんな酒とも相性◎ | |
しそ | しその香りがクセになる華やかな逸品 | |
とうがらし | 後になるにつれて効いてくる辛さがピリリ | |
しょうが | 野菜などをディップしてもOK。使い勝手抜群 | |
黒ゴマ | 黒ゴマが、発酵した醤油のような風味とマッチ | |
チーズ | 見た目も舌触りもまさにクリームチーズ | |
スモークチーズ | 本当のスモークチーズさながらの風味 | |
まちかね | 1年熟成され、より一層やわらかく濃厚な味 |
どれにも、豆腐のかすかな味を感じることができます。
また、山うにとうふ以外のおすすめもあるんですよ。
ビッグサイズの油揚げ「かりふわ」。
かなり大きめです。
トーストで軽く焼いた後、大根おろしとしょうがを乗せてから醤油を少々。
サクッとした食感がたまりません。
また「樫木豆腐(かしのきとうふ)」もハズせない。
これを普通の一丁と思うなかれ!
密度がスゴイので、重さで言えば普通の豆腐の三丁分くらいはありますね。
煮崩れの心配もないので、すき焼きなどの煮込み料理にも良し。
他にも種類の豊富なことといったら。
パッケージの色がキレイなので、おみやげにも映えそうです。
これでも、本店の方が種類が豊富なんですって。
本店は、球磨郡の五木村。
熊本駅から車で2時間、電車で3時間半ほどいった場所になります。
それを教えてくれた店員さんが、これまたとっても親切。
こんなに種類が豊富なのに、1つ1つ丁寧に教えて下さいました。
熊本市内での直営店は、熊本城の「城彩苑」内と熊本駅店のみ。
その他では取扱店のため、種類が限られてくるそうです。
保冷剤ナシでも持ち歩きOK。
これこそ「THEツマミ」と言える逸品。
合わない酒なんて、探すほうが難しいに違いありません。
TEL:096-352-6661
営業時間 8:00~21:00
通販サイト
山うにとうふ”ゆず味”を食べた時から決めていました。
絶対に「吟香鳥飼(ぎんかとりかい)」と一緒に楽しむことを。
フルーティなことでその名をとどろかせている球磨焼酎。
一口だけなら日本酒とも間違うほどの吟醸香(ぎんじょうか)。
有名な酒「獺祭(だっさい)」がバナナ系だとすれば、こちらはメロン。
こんな焼酎には、香りも味も爽やかな、この豆腐の味噌漬けで。
球磨焼酎のおみやげを「うしじま酒店」
ツマミを買った後は、熊本ならではの酒を選びに行きましょう。
熊本駅で酒を買うならばもちろんココ、「うしじま酒店」。
実は今まで紹介してきたお酒は全て、この「うしじま酒店」で取扱い中。
100年以上の歴史を持つこのお店では、熊本県内外の酒を見つけることができます。
熊本が誇るゆるキャラ「くまモン」瓶は、おみやげにもピッタリ。
有名どころ人吉を始め、熊本県域の日本酒から焼酎にいたるまでよりどりみどりです。
なんて口コミがありました。
そう、こちらでは物販の他に「角打ち」もあるんです。
「角打ち」とは、"カウンターの飲み屋"といったところでしょうか。
おいしそうなフードをおつまみに、その場で熊本のお酒を楽しむことができます。
人気メニューは、「球磨焼酎3種飲み比べ¥750~」。
それぞれの量は100ml以上はあったと思います。
それでこの価格、コスパ最強ですよね
厳選された球磨焼酎の中から、好きな3種を選ぶことができます。
お酒に詳しくないならば、店員さんへおまかせしましょう。
私も、店員さんに選んでもらいました。
■店員さんおすすめ球磨焼酎3種類■
左:「豊永蔵(とよながくら)」
焼酎にも"オーガニック"があるなんて、ご存知でしたか?
私は、この「豊永蔵」で初めて知ったのですが、その味の香ばしいこと。
土感すら感じられ、米・麦・芋のジャンルを超えた日本酒のような焼酎です。
私が頂いたのは"常圧"のものでしたが、"減圧"も販売してあります。
中:「球磨拳(くまけん)」
「球磨拳」は、球磨焼酎のど真ん中を行くパンチのある焼酎。
鼻にツンときた後の、サラッとした感じ。
まさに「軽快」という言葉がピッタリ。
右:「大石(おおいし)」
最近はもっぱらウイスキー派だった私が、ビックリした「大石」。
それもそのはず、この焼酎は"たる仕込"。
この個性的な味には、同じく熟成されたハムや山うにとうふと合わせたい。
ウイスキーといえば、こちらの「極上堤(TSUTSUMI)」もすすめてもらいました。
1本1本にナンバリングしてある番号は、貯蔵されていた樽の番号。
樽焼酎そのままの原酒を瓶詰めするので、1つの樽からは数百本しか作られません。
味わいはウイスキーですが、酔いの回りはやっぱり焼酎でした
もともと、ウイスキーと焼酎は原材料が違います。
なので、ウイスキー風味の焼酎の製造には難しいことも多いのだとか。
さらに、めずらしい「房の露」や「吟香鳥飼」も試飲させてもらいました。
清酒にも似たような味を感じたのは、きっと気のせいではないはずです。
熊本駅に来たならば、ぜひとも飲んでほしい逸品。
せっかくなので、「熊本県産日本酒3種飲み比べ¥800~」も注文してみました。
■店員さんおすすめ熊本県産日本酒3種類■
左:「崇薫(すうくん)」
今までの日本酒の概念が変わること間違いなしの「崇薫」。
かなりフルーティで、リンゴのような吟醸香。
これで辛口な部類に入るというから、またビックリ。
たしかに、キレがあります。
中:「香露(こうろ)」
日本酒酵母の横綱と言われる"9号酵母"で有名な「香露」。
大手通販サイトでこの口コミを残した人に、ここにあることを知らせたい。
辛口ですが、いざ口に含むと甘みも感じることができます。
右:「亀萬(かめまん)」
「亀萬」を飲んで驚いたのは、その口当たりの軽さ。
そして、さとうきびのような繊細な甘さも感じることができます。
辛口の表示でしたが、どれだけでも飲めてしまうほどの飲みやすさです。
これ、全部甘口ですよね
きっとほろ酔いだったからでしょう。
明らかに辛口だった日本酒たちを前にして、そう店員さんに聞いた私。
すると店員さんが持って来てくれたのが、この阿蘇生まれの「花雪」でした。
「甘いヤツはそんなもんじゃありませんよ
そう言われて「花雪」を飲んでみれば・・納得。
最初から最後まで、甘い。
クセがなく、まるでデザートワインのようでした。
もちろんビールもあります。
プレミアムモルツの「超達人店」なので、ビール好きならぜひ体験して下さい。
イケメンの店員さんが、その証である印の写真をとってくれました。
角打ちと店員さんたちの心地良さに、かなりの時間居座っていた私。
それを偶然見ていた友人から、
「あが~んなごうおった人は初めてみたばい」
(あんなに長くいた人は初めて見たよ)
と、後から言われたくらいです。
新幹線の中で寝るために、帰り際にパッと一杯ひっかけて行く人も多いそうですよ。
朝の8:00から営業しているこちらなら、午前中の出発でも助かりますよね。
荷物のかさばりが気になるのであれば、すぐ近くにあるヤマト急便へ持ち込みましょう。
「うしじま酒店」は、卸しメインの会社なので、角打ちまである熊本駅店はレア。
角打ちでの楽しい会話と飲み比べの思い出も、おみやげとしてぜひ持って帰って下さい。
個性豊かな酒の吟醸香が、いつまでもあなたの記憶に残るはず。
電話番号 096-288-3934
営業時間 8:00〜21:00(O.S.フード 20:00/ドリンク 20:30)
日本酒の中には、バナナやリンゴのようなフルーツ系の香りのするものがあります。
これを「吟醸香」と呼び、日本酒のツンとくる感じが苦手な女性にも人気なのです。
発酵の段階で酵母が過酷な環境に置かれると、甘い香りの元になる成分が発生。
日本酒と焼酎は、発酵までがほぼ同じ作り方の為、吟醸香を持つ焼酎も多いのです。
熊本駅内おすすめ店マップ
「肥後よかモン市場」は1フロア。
フロアのマップは、だいたいこのようになっています。
- 菅乃屋
- おだ商店
- 阿蘇の逸品
- 五木屋本舗
- うしじま酒店
- ヤマト急便
- 菅乃屋(飲食店)
各店舗で買ったものを組み合わせて送りたい場合は、ヤマト急便へ持ち込みましょう。
けっして大きいとは言えないおみやげコーナー。
しかし名店ぞろいの熊本駅では、そのお店の店員さんたちと話しているだけで、あっという間に時間が経ってしまいます。
どのお店の店員さんも、気さくに話しかけてくれますよ。
さらなるツマミの食べ方など、実際に来ないと知ることのできない情報が満載です。
冷凍ブロックで販売の「菅乃屋」の馬刺し。
買った後、すぐに食べるのは難しそうですよね。
そんなあなたにチェックしてほしいのが、飲食店コーナーの「菅乃屋」。
バル風のオシャレな雰囲気の中、馬刺しや馬ユッケを味わうことができます。
お泊り出張の際は、ぜひとも熊本駅近くのホテルで。
1人でも入りやすい「肥後よかモン市場」内のこのお店なら、酒を片手に馬刺しをゆっくり楽しめます。
電話番号 096-342-6777
ランチ営業時間 11:00~14:30
ディナー営業時間 17:00〜23:00(O.S.フード 22:00/ドリンク 22:20)
菅乃屋熊本駅店メニュー
まとめ
酒飲みだからこそ迷う、熊本のおみやげ。
甘いお菓子なら、くまモンパッケージのものが熊本駅にはたくさん。
ですが、自分用のツマミとなると、何だか慎重になりませんか?
「あちこちへと買いまわる時間もないし・・。」
でも安心してください。
「肥後よかモン市場」なら、知る人ぞ知る熊本のツマミと酒がそろいます。
これなら時間がないあなたでも、自分用のおみやげをしっかり選ぶことができますよ。
新幹線で帰るからこそ味わえるツマミ・酒、そして人。
それらは、あなたの思い出を確実に深めてくれることでしょう。
最初にお伝えしそびれましたが、私は頻繁に熊本駅に出没している地元住民。
パジャマかと見間違うほどのリラックスしたスタイルで、角打ちで飲んでいます。
お会いした時には、熊本のツマミでぜひ一杯やりましょう。
その場での出会いを楽しめるのも、酒場の良さですよね。
それでは、角打ちでお待ちしています!