しぼりたての生乳が味わえると人気なのが、パルシステムの牛乳。
私は、小さい時から牛乳が大好きなんです。
冷えている牛乳をお風呂上りに飲むのは格別で、思わず「あ~っ!美味しい」と叫んでしまいます。
ほかにもコーヒーに入れてカフェオレにしたり、お菓子作りに使ったりと何かと重宝する牛乳。
そんな私はこれまで、美味しい牛乳の条件は「成分無調整牛乳」だと思っていました。
でも、ある日知人から「しぼりたての生乳は全然味が違う」と聞いたんです。
そうは言っても、しぼりたての牛乳なんて牧場にでも行かないと飲めないでしょ。
そう思っている私に知人が教えてくれたのが、パルシステムの牛乳でした。
同じ牛乳なのに、パルシステムの牛乳は市販の牛乳といったい何が違うのか。
気になり始めたら居ても立っても居られなくなった牛乳好きの私は、早速調べてみることにしました。
パルシステムの牛乳とは
パルシステムで取り扱っている牛乳は4種類ありますが、すべてパスチャライズド製法という殺菌方法で作られたもの。
実は牛乳の殺菌方法には2種類の製法があり、殺菌温度がぜんぜん違うんです。
スタリライズ製法 | 超高温短時間殺菌法 | 120℃~150℃以上/1秒~3秒 |
パスチャライズド製法 | 高温短時間殺菌法 | 72℃~75℃/15秒 |
低温長時間殺菌法 | 65℃/30分 |
スーパーなどで販売している牛乳は、スタリライズド製法(超高温短時間殺菌法)で、生乳の中の細菌を短時間に超高温ですべて殺菌してしまうためコスパが良く、消費期限が長くなるのが特徴。
でも高い温度で殺菌してしまうことで生乳の中のたんぱく質がこわれてしまい、とろみがついたり、焦げた臭いがついたりしてしまいます。
そのとろみこそ、私がおいしい牛乳の特徴だと思っていたものだったのでおどろきです。
それに比べてパルシステムの牛乳は、パスチャライズド製法という低い温度で殺菌されるので、生乳の風味がそのまま残ってるんです。
でもこの製法で牛乳を作るためには、新鮮で菌の数が少ない生乳が必要。
そこでパルシステムでは、生産地域を限定して遺伝子組み換えでない飼料で健康な乳牛を育て、鮮度が良く菌の数が少ない生乳を作り出しています。
その生乳を低い温度で殺菌することで、サラッとしたのどごしでしぼりたての生乳に近い味わいを実現することができるんです。
目に見えないところで、いろいろなこだわりを持って作っているんですね。
パルシステムの牛乳は4種類
パルシステムでは、独自ブランドの牛乳が4種類があります。
これから詳しく紹介していきますね。
一番人気のこんせん72牛乳
引用元:https://item.pal-system.co.jp/milk/
パルシステムで一番人気の「こんせん72牛乳」は、パッケージにこんせんくんというかわいい牛のキャラクターがデザインされています。
生産地 | 北海道根釧(根室・釧路)地域 |
殺菌法 | 高温短時間殺菌法(72℃15秒) |
味の特徴 | 搾りたての生乳に近い。サラッとした飲み口 |
消費期限 | 配達日を含めた4日間 |
この「こんせん72牛乳」のために、北海道の根釧(こんせん)地区で、質の良い牧草や飼料を食べたストレスの少ない健康な乳牛が育てられてるそうです。
そんな乳牛から細菌数が非常に少ない生乳が作られ、鮮度が良い状態で産地近くの工場に運ばれます。
そして工場では、72℃で15秒殺菌(高温短時間殺菌法)をして新鮮な状態のままパック詰めされて、組合員のもとへ届けられます。
「こんせん72牛乳」が開発されるまでに8年もかかったんですって。
「こんせん72牛乳」は牛乳嫌いの人や、飲むとお腹がゴロゴロして痛くなったりする人にも、この牛乳は飲める、美味しい、後味が生クリームみたいに甘味があるなどと大好評。
良い生乳が出来る産地と、搾りたての味を損なわない殺菌方法によって高品質の牛乳が出来ているのだから、その評判にも納得できます。
そのまま飲むのももちろん良いけど、温めても牛乳臭さが出にくいから、ホットミルクで飲んだり、お菓子作りにも最高の相性のはず。
いつも作っているプリンとかフレンチトーストの牛乳をこれに変えたらどんなにおいしいものができるか、考えるだけでお腹がなりだして、今すぐにでも作って食べたくなっちゃいました。
あと、この牛乳がパルシステムで一番人気なのは、美味しさもあると思いますがこんせん君のかわいさも理由のひとつなのかもしれませんね。
都市近郊の酪農家を応援!酪農家の牛乳
引用元:https://item.pal-system.co.jp/milk/
パッケージの緑が、どこまでも広がっている牧草地帯をあらわしているような「酪農家の牛乳」。
生産地 | 都市近郊(埼玉・茨城)地域 |
殺菌法 | 高温短時間殺菌法(75℃15秒) |
味の特徴 | サラッとして飲みやすいのにコクがある |
消費期限 | 配達日を含めた5日間 |
「酪農家の牛乳」は、都市近郊の埼玉県や茨城県の酪農家によって育てられた健康な乳牛から絞られた生乳でできています。
しぼりたての生乳を、すぐに近くの工場に運び75℃で15秒(高温短時間殺菌法)で最低限の菌だけを殺菌処理してパック詰め。
最近は牛乳の消費量が減ったり、飼料の値段が高くなってしまったり、また住宅地の増加、酪農家の高齢化で酪農を続けることが出来なくなるなど、都市近郊の酪農家さんは大変な苦労をされているそうです。
良い牛乳を作るのは、物凄く大変なのね。
そんな厳しい状況でも、新鮮でおいしい牛乳を作るために頑張っている都市近郊の酪農家を応援するためにもこの牛乳を利用したい。
私もこの牛乳を作っている地域に住んでいるから、ぜひともこの牛乳を飲んで応援したいです。
贅沢を味わう奥中山高原の低温殺菌牛乳
引用元:https://item.pal-system.co.jp/milk/
パッケージの広い牧場の絵が、大自然の風味を感じさせる「いわての奥中山高原の低温殺菌牛乳」
生産地 | 岩手県北部、青森県との県境に近い内陸部(標高300m~1000m) |
殺菌法 | 低温長時間殺菌法(65℃30分) |
味の特徴 | 生乳の自然な風味、さっぱりとした飲み口、上品な甘み |
消費期限 | 配達日を含めた4日間 |
奥中山高原は岩手県北部、青森県との県境に近い内陸部、標高300m~1000mの場所にあります。
その奥中山高原の大自然と自家栽培した非遺伝子組換えの飼料によって、ストレスが少なく、より健康な乳牛が育てられています。
そしてなんと酪農家さんたちは、生乳を少しでも新鮮なまま届けられるよう、工場から半径10キロメートル以内に居住されているんだそうです。
健康な乳牛からしぼった鮮度の良いの生乳をすぐに工場へ運び、65℃で30分(低温長時間殺菌法)かけて最低限の菌だけを殺菌。
地元の酪農家さんたちが「自分たちでしぼった生乳をそのまま届けたい」という気持ちで生産者、産地、飼料、殺菌方法を限定してつくられたこの牛乳。
限定して作られたものだから、安心して飲むことが出来るね。
しぼりたての生乳に近い味を、直接牧場へ行かなくても家で楽しめるなんてとっても贅沢なことです。
しかもこの牛乳は、4種類あるパルシステムの牛乳の中で唯一の低温殺菌牛乳。
その贅沢感、ぜひとも味わってみたいです。
生乳本来の味が生きてる低脂肪牛乳
引用元:https://item.pal-system.co.jp/milk/
ブルーのパッケージが、すっきりした味わいを感じさせる「酪農家の低脂肪牛乳」。
生産地 | 埼玉県 |
殺菌方法 | 高温短時間殺菌法(75℃15秒) |
味の特徴 | 生乳本来の風味が生きている、すっきりした味わい飲みごたえがある。 |
消費期限 | 配達日を含めた5日間 |
埼玉県産の良質な生乳を100%使用して、75℃で15秒殺菌(高温短時間殺菌法)したあと、遠心分離機で時間をかけて乳脂肪分1%迄減らしていきます。
そしてたんぱく質、カルシウムなどの栄養はそのままで、カロリーをなんと約35%カットしました。
生乳100%で殺菌方法にこだわった低脂肪牛乳なんですね。
以前、市販の低脂肪牛乳を買って飲んでみたことがあるのですが、水っぽくておいしくなかった記憶がある私。
なので、私の中で低脂肪牛乳はもう二度と買わない、と決めていたんです。
でも、パルシステムの低脂肪牛乳は原料となる生乳の殺菌方法が違うので、生乳本来の味がして美味しそう。
この低脂肪乳ならきっと、私の悪い記憶を塗り替えてくれるにちがいありません。
しかも低カロリーで牛乳の栄養はそのままだから、最近ダイエットを始めた私にはもってこい。
パルシステムに加入したら、いちばん初めに買って飲んでみたい牛乳です。
実際に飲んでいる人の口コミ
パルシステムの牛乳を実際に飲んでいる人の口コミを調べてみました。
まずは悪い口コミから。
はつらい。
確かに消費期限が短いと、まとめて買うことが出来ません。
でも消費期限が短いのは、必要以上に殺菌をしていないから。
つまり、牧場でしぼられた新鮮な牛乳に近いという証拠。
値段が高いと出費がかさんでつらいけど、コスパ重視の市販の牛乳と違って手間ひまかけてるパルシステムの牛乳。
たくさん作ることができないから、価格が高くなってしまうのはやむを得ないことなんです。
それにその手間ひまかけた美味しさには、お値段以上の価値があるはずです。
続いて良い口コミをみていきましょう。
パルシステムの牛乳は「とにかく美味しい」、「ゴクゴク飲めてしまう」といった良い口コミが多くありました。
牛乳嫌いの人がごくごく飲めるとか、牛乳でお腹がゴロゴロする人も大丈夫とか、ちょっとびっくりです。
私が牛乳の味だと思っていたあの独特の風味がない牛乳っていったいどんな味なんだろう。
口コミをいろいろ調べていたら、ますますパルシステムの牛乳が飲んでみたくなりました。
まとめ
今回はパルシステムの牛乳について調べてみました。
パルシステムの牛乳は、私がいつもこだわって飲んでいた牛乳とは殺菌温度が違うため、より搾りたての生乳に近いことがわかりました。
パルシステムに加入したら4種類全部の牛乳を味見しようと意気込んでみたけれど、値段は高めだし、賞味期限も短いし、全部を一度に買うのは難しそう。
ということで、まずはダイエットを始めたばかりの私がいちばん気になった、低カロリーで牛乳の栄養がそのままの「酪農家の低脂肪牛乳」を注文することにします。
お菓子作りにもパルシステムの牛乳を使えば、いつものプリンやフレンチトーストもワンランクアップするかも。
そうだ、パルシステムの牛乳を教えてくれた知人にもおすそ分けしよう。
急いでパルシステムへ加入しなきゃ。